J1清水エスパルスは14日、アウェー・横浜M戦(16日、日産ス)に向け静岡市内で調整した。故障や出場停止でサイドバック(SB)が手薄となる中、DF吉田豊(35)がフル回転でチームの窮地を救う。 今節はDF北爪が出場停止、さらにDF陣に故障…
J1清水エスパルスは14日、アウェー・横浜M戦(16日、日産ス)に向け静岡市内で調整した。故障や出場停止でサイドバック(SB)が手薄となる中、DF吉田豊(35)がフル回転でチームの窮地を救う。
今節はDF北爪が出場停止、さらにDF陣に故障者が相次いでいることからサイドの台所事情が苦しくなっている。両SBでプレー可能な吉田は「どんな状況でも求められる100%を出す準備をしている」と自分に言い聞かせるようにうなずいた。
3月29日の湘南戦からリーグでは4試合連続先発中。12日の川崎戦(1△1)ではMF家長封じに一役買うなど持ち味の守備力を発揮し、公式戦の連敗ストップに貢献した。今回対峙(たいじ)する横浜Mは直近5戦勝ちなしで18位。それでも「前線は単発でも仕留める力がある。油断してはいけない」ときっぱり。頼もしいベテランが攻守に動き回り、4試合ぶりの白星を呼び込む。
〇…チーム最年長の37歳、MF乾も燃えている。前節の川崎戦は決定的シーンを作り出すも無得点。今季はチーム最多のシュート21本を放ちながらノーゴールの司令塔は「どうやったら入るのか」とぼやきつつ「やり続けますよ」と自らを奮い立たせた。横浜Mにはプロ1年目から約1年半在籍。「今は全く違うチーム。前節の勝ち点1を大きいと言えるのは次勝ってこそ」と古巣たたきを誓った。