大相撲の夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で新十両の夢道鵬(大嶽)が14日、東京・江東区の高田川部屋へ出稽古に出向き、部屋の同・白鷹山と大辻、同じく出稽古に来た同・琴栄峰(佐渡ケ嶽)、同・若ノ勝(常盤山)らによる十両力士の申し合い…
大相撲の夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で新十両の夢道鵬(大嶽)が14日、東京・江東区の高田川部屋へ出稽古に出向き、部屋の同・白鷹山と大辻、同じく出稽古に来た同・琴栄峰(佐渡ケ嶽)、同・若ノ勝(常盤山)らによる十両力士の申し合い稽古で34番相撲を取った。
二所ノ関一門では巡業に参加していない十両力士を中心に各部屋に集まり、連日激しい稽古が行われている。これまでなかった番付発表前に一門の力士が集まっての合同稽古に「場所前ギリギリでの連合稽古などはあるが、その前からやらせてもらって、自覚を持ってできているので、ありがたい」と充実した表情で振り返った。
この日は佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)ら部屋以外の他の親方衆からアドバイスを受ける場面もあり「ありがたいかぎりで、生かせることばかり。なかなかそれをすぐに実行することは難しいが、やっていかないといけないなと思う」と、貴重な機会をさらなる成長につなげる。
初めて15日間相撲を取る来場所へ向けては「やはり前に出る力が足りない。15日間戦うなら前に出ないとケガもするので、前に出る力が足りていないなと思う」と課題克服を誓った。(大西 健太)