アリエン・ロッベン(元オランダ代表FW)とフランク・リベリ(元フランス代表FW)。かつて世界屈指の破壊力を誇ったバイエルンの快速ウインガーコンビ“ロベリ”の獰猛さは、10年以上が経った今見ても圧巻だった。【映像】ロベリが「絶品ヒール→急加…
アリエン・ロッベン(元オランダ代表FW)とフランク・リベリ(元フランス代表FW)。かつて世界屈指の破壊力を誇ったバイエルンの快速ウインガーコンビ“ロベリ”の獰猛さは、10年以上が経った今見ても圧巻だった。
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に向けた『WOWOW』と『ABEMA de WOWSPO』のスペシャル番組「チャンピオンズリーグダイジェスト!特別編」では、CLで語り継がれてきた名場面をランキング形式で発表。番組MCの薮宏太氏、解説の林陵平氏、元日本代表DFの槙野智章氏、ウエストランドの井口浩之氏、番組スタッフの思い入れのあるシーンも加えたベスト10が紹介された。
その中で出演者たちが大いに盛り上がったのが、かつて世界を震撼させたバイエルンの両翼、ロッベンとリベリだ。10位に選ばれた2012-13シーズン決勝。大会史上初めてドイツの2クラブ(バイエルンとドルトムント)がファイナルで激突した一戦で猛威を振るったのが、“ロベリ”の愛称で恐れられた2人の快速ウインガーだった。
1点目は、左サイドのリベリが相手DF3人を引きつけて、定位置の右サイドから中央寄りに侵入していたロッベンに絶妙なパス。ボールを受けたロッベンは縦に運んで中央に折り返し、最後はFWマリオ・マンジュキッチが詰めてゴールネットを揺らす。懐かしのVTRに出演者たちは、「これはすごい!」「みんな大好きマンジュキッチ!」「懐かしい!」など大盛り上がりした。
バイエルンは68分にPKで同点に追いつかれたが、1-1で迎えた89分、CL史の中でも印象深く語られる伝説のゴールが生まれた。ゴールに背を向けたリベリが前線でロングボールを収めると、そのままヒールで落とす。これに反応したのが、相棒のロッベンだ。急加速してボールとともにゴール前に侵入すると、GKローマン・ヴァイデンフェラーの逆を突くシュートを流し込んだのだ。
この劇的かつ美しい決勝ゴールがVTRで流れると、林氏も「うまっ!はやっ!(ボールがロッベンの)足下に入りすぎたけど、流し込みましたね」と感嘆。さらに井口氏も「うわー!これは盛り上がるよ!この時間帯でもこれだけ走れるの凄い」と大興奮だった。
当時はブンデスリーガのケルンに所属していた槙野氏は、「この試合は鮮明に覚えてますね。僕は当時のバイエルンとも戦ってるんですが、ロベリはどう止めていいか分からないから、プロレス技をするしかなくて(笑)。もうファウルで止めるしかなかったですね」と懐かしんでいた。
準々決勝2ndレグが4月16-17日開催と2024-25のCLもいよいよ佳境。大いに注目したい。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグダイジェスト!)