元世界4位の青山修子/柴原瑛菜が勝負強さを発揮しカナダに勝利 女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対カナダ(東京・…
元世界4位の青山修子/柴原瑛菜が勝負強さを発揮しカナダに勝利
女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対カナダ(東京・有明コロシアム)が4月13日に行われた。1勝1敗で迎えた第3試合のダブルスで、青山修子(近藤乳業/ダブルス世界ランク55位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/ダブルス同58位)が勝利。日本が2勝1敗でカナダを下して、グループAの1位となり、9月開催のファイナル進出を決めた。
【動画】ダブルスで試合を決めた!日本が2勝1敗でカナダを撃破 歓喜の瞬間
杉山愛監督率いる日本は、内島萌夏(安藤証券/同51位)や伊藤あおい(SBCメディカルグループ/同104位)、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同136位)、青山修子(近藤乳業/ダブルス同55位)、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス同51位)の5名を選出。大会最終日となった13日には、ファイナル進出をかけて日本とカナダが対戦した。
第1試合のシングルスでは、柴原が2時間45分の激闘の末に、カナダのビクトリア・エムボコ(同159位)に4-6,7-6(8),5-7のフルセットで敗戦。しかし、第2試合のシングルスで内島がマリナ・スタクシッチ(カナダ/同128位)とのエース対決を制して1勝1敗。勝負は第3試合のダブルスにゆだねられた。
日本はルーマニア戦で勝利を挙げている青山/穂積のペアを予定していたが、穂積から柴原に変更。昨年のパリ五輪以来となる公式戦でのペアリングを大一番で起用した。
2023年全豪オープン準優勝をはじめ、ツアーでも10度のタイトルを獲得している元世界4位ペアは、カナダのケイラ・クロス(ダブルス同184位)/レベッカ・マリノ(ダブルス同235位)と対戦。第1セット、開始からカナダのサービスゲームを連続で破り流れをつかむ。女子国別対抗戦で日本歴代2位のマッチ26勝を挙げている青山が、シングルスの疲れ残る柴原をけん引。6-3で第1セットを奪う。
しかし、第2セットは一転、カナダペアがリズムをつかみ、青山/柴原は1-5とビハインド。5-5に追いついたものの、第11ゲームで再びリードを許して5-7でセットを落とした。
泣いても笑っても最後の1セット。青山/柴原は、第2ゲームで簡単にポイントを失わない執念のプレーで相手のミスを誘いブレークに成功する。その後のピンチも乗り切ると、観客の後押しを受けて、勢いに乗り第8ゲームもブレークし6-2と大事な一戦をものにした。
この結果により、日本は2勝1敗でカナダに勝利。グループAの1位となり、9月16日~21日に中国・深圳で開催されるファイナル進出を決めた、
なお、今大会は、男子のATPツアーや男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選1回戦 日本対イギリス」を配信しているU-NEXTが独占ライブ配信された。
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