「阪神2-3中日」(12日、甲子園球場) 阪神・前川右京外野手が攻守でスタンドを盛り上げた。まずは守備で魅せた。0-1の二回2死三塁で、岡林の放った左中間への飛球にダイビング。最後は海老(えび)反りになるほどの勢いでボールをつかんだ。中日…
「阪神2-3中日」(12日、甲子園球場)
阪神・前川右京外野手が攻守でスタンドを盛り上げた。まずは守備で魅せた。0-1の二回2死三塁で、岡林の放った左中間への飛球にダイビング。最後は海老(えび)反りになるほどの勢いでボールをつかんだ。中日の追加点を阻止するビッグプレー。甲子園は前川コールに包まれた。
「何としても捕りたかったので、捕れて良かった」。1月の自主トレでは守備を教わった岡林に“恩返し”するプレーでもあった。
バットでは快音を響かせた。六回2死は追い込まれながらも、松葉の変化球に対応。痛烈な打球は右翼線二塁打となり、自身4試合連続ヒット。ベース上ではお決まりのカモメポーズを見せた。
2点を追う九回無死一塁は松山の直球をたたきつけて、高いバウンドのゴロで遊撃内野安打。「本当に何とか(しよう)って感じで、結果ヒットになってよかった」。今季初となる2試合連続マルチ安打。逆転勝利にはつながらなかったが、「1、2打席目で凡退して3、4打席目に2本出たので、そこはよかった」と振り返った。
12打席連続無安打もあったが、打率.282まで浮上。攻守の躍動は次戦につなげる。