ラグビーファンに車いすラグビーも身近に感じてもらうイベントが大和ハウスプレミストドーム(札幌市豊平区)であり、家族連れが車いす同士がぶつかる衝撃を体験した。体験会にはパラリンピックのパリ大会で金メダルを獲得した池崎大輔選手らが参加した。 …
ラグビーファンに車いすラグビーも身近に感じてもらうイベントが大和ハウスプレミストドーム(札幌市豊平区)であり、家族連れが車いす同士がぶつかる衝撃を体験した。体験会にはパラリンピックのパリ大会で金メダルを獲得した池崎大輔選手らが参加した。
「ガツン」。車いすがぶつかる度に会場周辺に衝撃音が響き渡る。通りがかりの人たちが「わー」「すげっ」と思わず振り返るほどの音だ。
参加した中学生の小林楓斗さん(12)は「普段からラグビーはしているけど、車いすは初めて。新しい体験ができた」と喜んだ。芦別高校ラグビー部の松川稜太郎さん(16)は「普通の車いすより回りやすいが、思ったより衝撃が伝わってきた。車いすラグビーも見てみたいと思った」。
NPOカムイ大雪バリアフリー研究所が3月30日に開催した。只石幸夫会長は「テレビで見たことはあっても、音をそばで聞いたり、実際に乗って体験したりという機会はあまりない。身近に感じてもらえたら」と話した。(鈴木優香)