プロレスラーで日本のルチャドールの第一人者として知られる“小さな巨人”グラン浜田(本名・浜田広秋)さんが、74歳で死去したことが分かった。16日、かつて所属していたみちのくプロレスが公式Xを更新し「グラン浜田さんがお亡くなりになりました」…

 プロレスラーで日本のルチャドールの第一人者として知られる“小さな巨人”グラン浜田(本名・浜田広秋)さんが、74歳で死去したことが分かった。16日、かつて所属していたみちのくプロレスが公式Xを更新し「グラン浜田さんがお亡くなりになりました」と訃報を伝えた。浜田さんはメキシコで闘病しており、娘の浜田文子が先月31日に退院したことを伝えていた。

 浜田さんは1972年に新日本プロレスでデビューした。167センチという小さな体ながら高い身体能力を発揮し、75年にメキシコに渡ってルチャ・リブレを学び、現地でもトップレスラーとして活躍。以降は日本とメキシコの橋渡し役となり、日本にルチャを根付かせるきっかけとなった。

 第1次UWF、全日本、ユニバーサルなどを渡り歩き、95年にはみちのくプロレスに入団してザ・グレート・サスケらとともに活躍。また、娘のソチ浜田や浜田文子も女子プロレスラーとして活躍し、親子タッグも実現した。

 みちのくプロレスは訃報に接し、Xで「まだ信じられません。ルチャリブレを日本に広めた功績は大きいです。小さな巨人グラン浜田よ、永遠に。心よりご冥福をお祈りいたします」と悼み、「いろいろ追い付かないですが、追悼のテンカウントはみちのくプロレスで行う使命があります。調整します」と報告した。