バウアーは今季、沢村賞を目指すと宣言している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 昨年日本一を達成したDeNAに大きな戦力が加わった。 23年にも活躍した元サイ・ヤング賞投手のトレバー・バウアーの入団が決定。2季ぶりのチー…

バウアーは今季、沢村賞を目指すと宣言している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 昨年日本一を達成したDeNAに大きな戦力が加わった。

 23年にも活躍した元サイ・ヤング賞投手のトレバー・バウアーの入団が決定。2季ぶりのチーム復帰が決まり、ファンも沸き立っている。

【横浜優勝計画】”27年ぶりリーグ優勝&2年連続日本一へ”バウアーの加入で一気に優勝候補に!!『不安要素は守備だけ』vs巨人の時は”◯◯”を使え!!今年のDeNAについて高木豊の見解を語る【プロ野球】

 バウアーといえば、23年シーズン、加入当初は日本野球にとまどったが、段々と本領発揮。6月、8月に2度の月間MVPに輝くなどチームをけん引した。

 DeNAのバウアー加入効果に関しては球界内からも様々な考察の声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は28日に自身のYouTubeチャンネルに「【横浜優勝計画】"27年ぶりリーグ優勝&2年連続日本一へ"バウアーの加入で一気に優勝候補に!!『不安要素は守備だけ』VS巨人の時は"〇〇"を使え!!今年のDeNAについて高木豊の見解を語る【プロ野球】」と題した動画を更新。今季のDeNAの戦いぶりに独自の見解を語っている。

 動画の冒頭でバウアーが加入した効果に関して高木氏は今季のDeNAの順位予想に関して、「Aクラスは外さないと思う」「一気に優勝候補」と明言。

 またバウアーの勝ち星に関しても、23年シーズンは10勝をマークしたが「15勝して、負け数5以内」と10前後の貯金は果たすと見る。

 その上でオフに大型補強を行った対巨人とのシーズンの戦い方についても独自の見解を披露。

 まずは「5回までの勝負 つないでいかれると点を取るのはかったるいぞ」と今季巨人には中日から最強ストッパー、ライデル・マルティネスを獲得したことにより救援陣が強固になったことを指摘。早めに点がある必要があるとしながら、「巨人戦のときはね、始めから送ったほうがいいと思う」として、1番に梶原昂希、2番に桑原将志を置くことを進言。理由としては桑原はバントなど小技がうまいとして、しっかり送らせた上で、クリーンアップにつなげ得点力をあげたほうがいいとした。

 対巨人戦においては「1、2点の勝負になってくる」といかに先取点を奪うかも大事になってくると指摘。巨人は6回以降に安定した救援投手陣が控えることで早め仕掛けが必要と見る。

 先発オーダー、打線の強力さなどはDeNAが勝るとしながら、「ただ、つながれたときはジャイアンツのほうが強い」と、いかに救援投手陣を出さないような戦い方がDeNAができるかが、鍵を握るとした。

 巨人も対バウアーに対しては「足を使ってくる可能性はある」としながら、「先取点勝負 シビアな戦いになる」と高木氏。

 バウアーはすでに沢村賞も狙うと発言、シーズンのフル回転を熱く目指している。果たして再び加わった剛腕がチームにどんな効果をもたらすのか。大きな注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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