パリ・パラリンピックの自転車女子個人ロードレースで金メダルを獲得した静岡県掛川市出身の杉浦佳子さん(53)=東京都稲城市=が9日、掛川市役所を訪れた。久保田崇市長と面会し「みなさんの応援のおかげ」と感謝を伝えた。 久保田市長と母校の掛川西…

 パリ・パラリンピックの自転車女子個人ロードレースで金メダルを獲得した静岡県掛川市出身の杉浦佳子さん(53)=東京都稲城市=が9日、掛川市役所を訪れた。久保田崇市長と面会し「みなさんの応援のおかげ」と感謝を伝えた。

 久保田市長と母校の掛川西高の話も弾んだ。入学当時は女子バスケ部がなかったが、杉浦さんらが仲間を募って部をつくったという。

 面会後、杉浦さんは「来年の世界選手権に向けて頑張りたい」と話した。さらに、「薬剤師の知識や自分のリハビリの経験を生かして、超高齢社会をみんなが明るく自立して生きていけるお手伝いをしたい」との目標も語った。世代を超えて会話やつながりができる場をつくって、いろいろなスポーツや食事を楽しめるようにしたいという。

 杉浦さんは来年1月26日に市内のSKしんきんプラザで開かれる「掛川ダイバーシティカフェ」で基調講演をする。定員150人。申し込みは市のサイトまたはダイバーシティ戦略室(0537・21・1208)へ。(斉藤智子)