ペレスの起用は営業面で大きな効果をもたらしそうだが…(C)Getty Images 2026年からのF1参入が予定されているキャデラックのドライバー候補として、前レッドブルのセルジオ・ペレスの名前が現在も報じられている。【動画】予選3位の好…

ペレスの起用は営業面で大きな効果をもたらしそうだが…(C)Getty Images
2026年からのF1参入が予定されているキャデラックのドライバー候補として、前レッドブルのセルジオ・ペレスの名前が現在も報じられている。
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米メディア『Last Word on Sports』では、すでにペレス陣営が交渉を進めているなどと綴っている他、「ペレスはキャデラックが求めるいくつかの条件を満たしている」と主張。現時点でシート獲得に近い存在であると説いている。
同メディアは、今季“浪人中”であるペレスがF1復帰への意欲を示していることや、ベテランとしての実績も新興チームにとって大きなメリットであると指摘。また、母国メキシコのスポンサーから支援を受けるペレスの加入が米国拠点のキャデラックにとって、「もう1つの大きな魅力」などと評している。
だがその一方で、シート確定までは「道のりは長い」として、「現時点でのペレス陣営とキャデラックの交渉は、あくまでも初期段階に過ぎない」と論じており、今季開幕以降でも多くのドライバーが候補として挙がるものと予想。同メディアは、「アメリカの新チームには、すでにコルトン・ハータ、バルテリ・ボッタス、周冠宇といった候補が存在し、今後さらに多くの選択肢が浮上する可能性がある」と見通している。
さらに、「昨年のイタリアGP前にフランコ・コラピントのデビューや、それに続く展開を予想できた者はほとんどいなかった。アルゼンチン人ドライバーの台頭は、2025年のF1グリッドの構図を大きく変える連鎖反応を引き起こした」と振り返っている。
加えて、新シーズンを戦う若手の存在にも言及。「今年は5人のルーキーがF1に参戦しており、そのパフォーマンスによりキャデラックのドライバー候補リストは大きく変わるかもしれない」と訴えながら、「今後のF1の展開次第では、ペレスの市場価値にも大きな変化が生じる可能性がある」などと見解を示している。
これまでも何度もキャデラックの有力候補として報じられてきているペレスだが、決して“最右翼”という位置付けではないようだ。そのため、新たに増えることになる2つのシートの行方は、今季当面の間、ファンの関心事になることも間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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