パリ五輪の卓球女子代表の平野美宇選手(24)を応援するコーナーが、出身地の山梨県中央市の市役所1階に設けられた。平野選手の写真パネルなど約20点が展示されている。 平野選手は同市立田富北小学校を卒業した後、日本オリンピック委員会(JOC)…
パリ五輪の卓球女子代表の平野美宇選手(24)を応援するコーナーが、出身地の山梨県中央市の市役所1階に設けられた。平野選手の写真パネルなど約20点が展示されている。
平野選手は同市立田富北小学校を卒業した後、日本オリンピック委員会(JOC)が運営するエリートアカデミーに所属し東京へ。前回東京五輪では団体代表には選ばれたが、シングルス代表は落選。今回はシングルス代表を勝ち取り、シングルスでの金メダル獲得という小学生の時の夢実現へ前進した。
応援コーナーでは、平野選手が市に寄贈したサイン入りラケットや色紙、ユニホームなどを展示。ノートには「頑張って」「応援しています」といったメッセージが次々と書き込まれている。
平野選手と小学校の5、6年で同じクラスだったという市職員の山崎優莉さん(23)も「おめでとう」などと書いた。「小学生の時から卓球も勉強も両方がんばる努力家。なのに明るくて人気者だった。夢の実現に向けて全力で応援します」とエールを送る。
ノートへのメッセージはさらに募集中。大会開催までにパリに届ける予定だ。市は試合に合わせたパブリックビューイングの開催も予定している。
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パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級に出場する山梨県韮崎市出身の文田健一郎選手(28)を応援するパネルを市が作成し、母校の市立韮崎北西小学校で5月20日から掲示を始めた。
東京五輪での銀メダル獲得など、活躍を報じた新聞記事約40点の資料で、文田選手の歩みを紹介している。
韮崎北西小学校ではパネルの掲示に合わせて、授業でも母校の先輩について学んでいるという。文田選手が小学4年の時に担任だった乙黒修教諭(56)は、「勉強も運動も負けず嫌いの子だった。東京での雪辱をパリで果たしたいと努力しているはず」と期待する。
パネルは韮崎北西小を皮切りに、同じく母校の韮崎西中学校、市役所などで順次掲示する。(米沢信義)