聖光学院-広陵 9回表広陵無死一塁、中村が左越えに決勝2ランを放つ=甲子園【写真提供=共同通信社】

第99回全国高等学校野球選手権第11日・第3試合。ここまで中京大中京(愛知)、秀岳館(熊本)と強豪を破っている広陵(広島)と、昨夏甲子園ベスト8の聖光学院(福島)の対決。両校の対決は2010年の第92回全国高等学校野球選手権以来。試合は最後までスリリングな攻防が展開された。

先制したのは聖光学院。1回裏、3番・瀬川 航騎 (3年)がストレートを振り抜き、ソロ本塁打で1点を先制。対する広陵は2回表、一死二塁から8番・丸山 壮史(3年)がセンターへのタイムリーツーベースを放ち、同点とする。なおも二死二塁のチャンスで1番・高田 誠也 (3年)の右前適時打で勝ち越しに成功する。

1点を追う聖光学院は5回裏、一死から8番・佐藤 晃一(3年)がソロ本塁打を放ち、同点に追いつく。さらに代打・小泉 徹平(3年)が左前安打で出塁すると、1番・松本 聖也(3年)もヒットで続き、一死一・三塁。一塁走者・松本が盗塁を決め、一死二・三塁とし、2番・矢吹 栄希 (2年)が右前打で逆転に成功。広陵の先発・平元 銀次郎(3年)はこの回途中で降板となり、広陵はかなり苦しい試合展開。

そんな広陵の危機を救ったのはこの男だった。今大会3本塁打で大ブレイク中の3番・中村 奨成(3年)。6回表、二死満塁のチャンスで打席に立った中村がしぶとくセンター前へ運び、試合を振り出しに戻す。

その後試合は膠着状態となり、迎えた9回表。無死一塁のチャンスでまたしても打席には中村。中村は2ストライクから高めのストレートを振り抜くと、打球は試合を決定付ける勝ち越し2ランとなる。これで中村は史上6人目の一大会4本塁打を達成した。

広陵は平元の後を受けた2番手左腕・山本 雅也(3年)が4.1回無安打に抑えるピッチングで聖光学院打線を振り切り、10年ぶりのベスト8進出を決めた。

勝利を決めた広陵は、明日20日(日)の準々決勝第3試合で仙台育英と大阪桐蔭の勝者と対戦する。