新日本プロレスは27日までにブシロードグループ再編に伴い女子プロレス団体「スターダム」を運営する「株式会社ブシロードファイト」の全株式を取得したことを発表した。 公式WEBなどで「当社は、先日開催されました取締役会において、親会社である株…

 新日本プロレスは27日までにブシロードグループ再編に伴い女子プロレス団体「スターダム」を運営する「株式会社ブシロードファイト」の全株式を取得したことを発表した。

 公式WEBなどで「当社は、先日開催されました取締役会において、親会社である株式会社ブシロードより、株式会社ブシロードファイトの全株式を取得することについて決議いたしました」と告知し「これにより、2024年6月28日付(予定)でブシロードファイトは当社の完全子会社となりますので、お知らせいたします」と発表した。

 株式取得の目的は「ブシロードグループのスポーツユニットにおける事業の重複業務を削減し、事業効率の向上を図るため」とし、ブシロードファイトは6月28日に「株式会社スターダム」に社名を変更する予定。

 今回の株式取得に新日本の棚橋弘至社長は以下のコメントを発表した。

 

 「合同興行、IWGP女子王座やSTRONG女子王座の設立など、さまざまな形で協力をしてきた新日本プロレスとスターダムですが、バックオフィスの部分でも連携できることがまだまだたくさんあります。大会日程の調整や会場の確保も連携していくことでビッグマッチの日程をなるべく被らないようにしたり、プロモーション活動やスポンサー営業なども協力していくことで、より幅広い層にアピールすることができます。

 連携を強めるために、子会社化して意思決定を迅速にし、経営の効率性を高めていくことが、それぞれのプロレスを日本中そして世界中のより多くの皆様にお届けすることにつながると考えました。

 ファンの皆様、今後とも新日本プロレスならびにスターダムを応援のほど、よろしくお願いいたします」

 また、ブシロードファイトの岡田太郎社長も以下のコメントを発表した。

 「2019年よりスターダムがブシロードグループの一員となってから、東京ドームでの提供試合、IWGP女子王座やSTRONG女子王座(NJoA管理)の設立、2022年11月の合同興行など、様々な形で新日本プロレスと協力してまいりました。

 そこから4年以上の月日が経ち、昨年末からスターダムの体制改革を断行していく中で、よりバックオフィスでの連携ができるのではないかというところから今回の経営判断、発表に至りました。リング上の協力もさることながら、バックオフィスの部分でも連携することにより、日本のプロレスの素晴らしさをより広く世界中の皆様にお届けできると考えております。もちろん、それぞれのリング上は変わらずに今後も進化を続けてまいります。今後ともスターダム、そして新日本プロレスへのご声援、何卒よろしくお願いいたします」