大相撲の横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が26日、水戸市で行われた春巡業に参加し、今回の巡業で初めて取組を行った。大関霧島を得意の右四つに組み止めて寄り切った。3月31日から始まった全20会場を回る今回の巡業で18会場目、残り3会場となったと…

大相撲の横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が26日、水戸市で行われた春巡業に参加し、今回の巡業で初めて取組を行った。大関霧島を得意の右四つに組み止めて寄り切った。3月31日から始まった全20会場を回る今回の巡業で18会場目、残り3会場となったところで、初めて割に入った。

これまでは土俵入りなどで参加していた。連日、土俵周りで基礎運動や腕立て伏せなどで汗を流していたが、千葉・木更津市で行われた前日25日の巡業で、相撲を取る稽古を再開。霧島と8番取って5勝3敗だった。この日は、相撲を取る稽古は行わなかったが、土俵に上がり、ぶつかり稽古で関脇大栄翔に約2分間、胸を出した。

照ノ富士は1月の初場所で9度目の優勝を飾った。だが3月の春場所は腰痛を悪化させて途中休場していた。