日本航空石川-花咲徳栄 7回表花咲徳栄2死、野村が左越えに本塁打を放つ=甲子園【写真提供=共同通信社】

 第99回全国高等学校野球選手権8日目・第3試合・2回戦。1回戦で開星(島根)に9対0で完封勝ちした花咲徳栄(埼玉)と、1回戦で木更津総合(千葉)の好左腕・山下 輝(3年)を攻略し、6対5で逆転勝利した日本航空石川(石川)とが対戦した。

試合は1回表から花咲徳栄の強力打線が日本航空石川エース・佐渡 裕次郎(3年)に襲い掛かる。無死二塁から2番千丸 剛(3年・主将)のタイムリーで先制すると、一死二・三塁から敵失で1点を追加。なおも一死一・三塁から6番・高井 悠太郎 (3年)がライトへツーベースを放ち、3対0。その後、押し出しと内野ゴロの間に2点を追加し、打者10人で5点を先制。試合の主導権を握った。

その後は日本航空石川・佐渡が立ち直るが、花咲徳栄先発・綱脇 慧(3年)も6回まで日本航空石川打線を3安打無失点に抑える好投。そして次の「1点」は花咲徳栄の下へ。7回表二死から4番・野村 佑希(2年)が詰まりながらも、レフトスタンドへ飛び込む大会通算40号本塁打を放った。

ただ、この1点は日本航空石川を奮起させる要素にもなった。7回裏、日本航空石川は一死満塁のチャンスを作ると、8番・山上 祐大(3年)が変わったばかりの花咲徳栄2番手・清水 達也(3年)から押し出し四球を選びまず1点。さらに二死満塁から1番・安保 治哉 (3年)がしぶとくレフト前へ2点適時打を放ち、3対6と3点差に迫った。

 だが、3年連続3回戦進出を目指す花咲徳栄の試合経験は一枚上手だった。9回表には一死三塁から敵失と5番・須永 光(3年)の中犠飛、7番・小川 恩(3年)の適時打で3点を追加しダメ押しし9対3。序盤と終盤にスコアが動いた一戦は、日本航空石川の健闘を受け止めつつ、盤石の戦いを貫いた花咲徳栄に凱歌が上がった。

なお、2年ぶりのベスト8を目指す花咲徳栄の3回戦は、8月19日(土)の大会第11日第3試合。対戦相手は隣県の前橋育英(群馬)である。