ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日 女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは23日、宮城・利府GC(6491ヤード、パー72)で第1日が行われ、山下美夢有(加賀電子)が12バーディー、ノーボギーの通算12アンダ…

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日

 女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは23日、宮城・利府GC(6491ヤード、パー72)で第1日が行われ、山下美夢有(加賀電子)が12バーディー、ノーボギーの通算12アンダー。 キム・ヒョージュが12年サントリーレディス、稲見萌寧が21年中京テレビ・ブリヂストンレディスでマークした18ホールのツアー最少ストローク記録61(パー72)を1打更新する「60」という衝撃のラウンドで暫定首位に立った。

 ラウンドを終えた山下は、歴史を刻んだスコアカードを手に記念撮影に応じた。

「新記録と(関係者に聞かされ)さっき知ったばかりなのでビックリです」

 記者会見の第一声、率直な胸の内を明かした。ショットの距離感もパットも冴えた18ホール。山下は2番パー5で初バーディーを奪うと、4番から3連続、8番から2連続でバーディー。30で折り返すと、後半に入っても勢いは落ちず、11番パー3からは4連続バーディーを記録した。

 そして、17番パー4で1.5メートルのバーディーチャンスにつけると、この日11個目のバーディー。さらに18番パー5でも6メートルのバーディーパットを沈め、60でホールアウトした。「後半からラインが見えていて、打ったら入るという感じ」と神がかりのラウンドを振り返った。

「(スコアカードを書く時は)アテストを間違えないように今まで以上に確認した(笑)。こんなスコアは出したことないので、60というスコアを書けて嬉しい」

 ショットとパットの好調の要因については「トラックマンを使って縦距離の練習をしている。それがハマったし、パッティングは最近全く入っていなくて、距離感だけを意識してやっていた。その距離感が合って、ラインも合ったので今日は噛み合った」と笑顔で明かした。

 今季3勝目に向けても絶好のスタートを切った山下。「まだ2日あるので、一日一日にやるべきことをしっかりしたい。今日ほどのスコアは出ないと思うので、少しでもアンダーパーを目指してプレーしたい」と冷静に語り、残り2日間のラウンドを見据えていた。(THE ANSWER編集部)