畔柳亨丞 (くろやなぎ・きょうすけ)
●守備 投手●身長・体重 177cm・86kg
●生年月日2003年5月3日●所属 中京大中京高
●球歴 竜神中(SASUKE名古屋ヤング)→中京大中京高
●出身地 愛知県●投打 右右
【写真提供=共同通信】

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 昨年の中日1位指名だった高橋宏人の後輩になる。畔柳は中学時代、ドラゴンズアカデミーで指導を受け、試合も観戦している。中日に縁を感じているようだ。
「指名して頂けるならどこでも行きますが、中日に接点はあるのかな」

 昨年、高橋が1位指名された際は「来年は自分がああいう形で、と思った」という。

 高橋源一郎監督も、高橋と遜色ない実力、と認めている。

「相手の打者が、ストレートは火の玉のよう、と表現するように回転数、球質も異質なボールです」
 高橋監督が太鼓判を押す。

 センバツで「力が入らない」と準決勝では降板した。右腕をつっていたが深刻ではなく、夏の愛知県大会でも好投した。

 指揮官は精神面も褒める。

「1年上の高橋という手本がいたので志が高い。慎重でプレッシャーを感じるタイプだけど、マウンドでは解放できる。センバツで完封したように大舞台に強い」

 ただ、最後の夏は県のベスト4止まりだった。プロ注目のバッター、田村俊介を擁する愛工大名電に敗れた。

 自身で「腕を振り切ることがフォームの長所」という。リリースした後、右肩は左ひざに付くほど、右手は左の脇腹の横の位置にあるほど。体幹も下半身も強い。

 中学3年で侍ジャパンU-15日本代表に選ばれ、W杯に出場した。

 高校では1年夏からベンチ入り。2年秋に自己最速151キロを出した。10試合49イニングで60三振を奪う。防御率0.72で愛知と東海大会を制した。

 センバツは専大松戸、東海大菅生との2試合を完封。4試合に登板し、27イニング31奪三振。防御率0.33の数字を残した。

 力感あふれる投げっぷりが魅力だ。セ・リーグスカウトがいう。

「身長が180センチないけど、腰、太ももがガッチリしていて金太郎体型。ストレートを力感込めてぶち込んでくる。アグレッシブですね。センバツでスコアリングポジションで全部、三振を取ってる試合があった。去年のエースの高橋にフォームも似てるし、闘争心も重なる。チェンジアップも一級品だった」

 レッドソックスの沢村にも似てる、と付け加えた。

 他の在阪スカウトはやはり全力投球を評価した。

「先頭打者を出すまいと、初球から全力投球する。ランナーを出したとしても、向かってくる姿勢がプロ向き。ピンチになればなるほどストレートで押してくる。真っすぐと分かっていても打ち取れるというところがいい。120%の力で130球を投げきる体力。クローザーが投げているみたい。いっぱい腕を振るわりに、四球で崩れる感じが見受けられない」

 先にも触れたが、センバツで7日間で410球を投げ、疲れが溜まった。春先はピッチングをせずに走り込みやウェートで体作りに努めた。また、ベンチから打者を観察し、どう抑えるか投球術を頭の中で巡らせたという。柔軟さも増しつつある。

 目指しているのは楽天の則本だという。ダイナミックなフォームからの火の玉ストレートが重なる。