昨季、4年ぶりのベストナインに輝いた坂本勇人。3番に固定されて猛打を振るい、自身初の首位打者のタイトルを獲得。セ・リーグの遊撃手が首位打者となるのは史上初めてということもあって注目を集めたが、本人が「大事」と語ったのは四球だった。

 データを見ると、四球数は自己最多の81と、打率.311を記録した2012年の39からほぼ倍増させている。中でも追い込まれてから四球を選ぶ場面が目立ち、その本領を発揮したのは11月10日の侍ジャパン強化試合のメキシコ戦。初回に1番打者として打席に立ち、2球で追い込まれるも、ボールゾーンへの変化球を見極めて四球を選ぶ。その後は筒香嘉智の押し出し四球で先制のホームイン。期待されるチャンスメークの仕事を果たした。

 3打席目以降で4割近い打率を残すなど、終盤での強さも坂本の魅力。自身2度目のWBC出場。バッターとして成熟した姿を、世界の野球ファンに見せてくれるだろう。


6坂本 勇人(読売)日の丸を背負う選ばれし戦士たち

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介