エルリング・ハーランドの獲得レースは熾烈を極めている。最初にジョアン・ラポルタがハーランドの父親と代理人のミノ・ライオラ…

エルリング・ハーランドの獲得レースは熾烈を極めている。最初にジョアン・ラポルタがハーランドの父親と代理人のミノ・ライオラと会談の場を持ち、次にフロレンティーノ・ペレスが同様にマドリードで面会した。長い時間と多くのチームが参加することが予想される争奪戦をライオラは熟知しており、多くのオファーに耳を傾けるべく、すでにロンドン入り。ユナイテッドとシティのマンチェスター勢やチェルシー、リヴァプールのプレミアリーグの巨人の視察にも足を運んでいる。
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どのチームも向こう10年で世界最高の座を争うスターを手中に収めたいと考えている。アンフィールドのチームは、レッドブル・ザルツブルクでプレーしていたハーランドが昨季のチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節の試合後に語った言葉を思い返している。
3日付の『Liverpool Echo』は、「世界最高のチーム」という彼の発言を再掲している。「とても情熱的ファン、スタジアム、雰囲気、すべてが良かった」「ここでプレーするのが夢」と当時のノルウェー人は語っていた。
とはいえ、ドルトムントのストライカーの発言は、どのサッカー選手にも当てはまるものだと言える。アンフィールドは世界を見渡しても象徴的なスタジアムのひとつであり、プラスポイントにはなるかもしれないが、リヴァプールがポールポジションでフィニッシュラインを越える理由にはならない。
ハーランドを欲しがっているマンチェスターの2クラブやチェルシーも彼を説得しようと、いかなる努力をするだろう。
しかし、最新の報道によれば、リヴァプールはパンデミックによる損失の後、財政的に最も健全なクラブの一つになる可能性がある。リヴァプールの株式の2%を所得するロサンゼルス・レイカーズのスター選手であるレブロン・ジェームズが所有する『LRMR Ventures』社が『Fenway Sports Group』の親会社『RedBird Capital Partners』とパートナー契約を結び、新たに7億5千万ドル(約830億円)の経済的支援が行われる模様だ。