明治安田生命J1リーグ第7節、横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレが3日に日産スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わっ…

明治安田生命J1リーグ第7節、横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレが3日に日産スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。

代表マッチウィークが明け、2週間ぶりの再開となるリーグ戦。横浜FMはその間にルヴァンカップでサンフレッチェ広島と対戦し、5-0で圧勝した。また、リーグ戦は3月21日に予定されていたガンバ大阪戦が相手側のコロナクラスター発生で延期となっていたため、横浜FMは半月ぶりのリーグ戦となる。

対する湘南は、直近のリーグ戦ではセレッソ大阪とゴールレスドロー。その後のルヴァンカップでは横浜FCに1-0で勝利し、この一戦に臨む。

序盤からボールを握ったのはホームの横浜FM。相手を押し込む中で、得意のパス回しでブロックを崩しにかかる。守備でも前線からプレスをかけて相手に流れを作らせない。

それでもシンプルな攻撃でチャンスを作る湘南は12分、右CKのチャンスで高橋のクロスをファーサイドで町野が折り返すと、山田がヘディングシュート。しかし、ゴールライン際でクリアされてしまいゴールならず。

肝を冷やした横浜FMも16分、右サイドで起点を作り、細かいパスで仲川がボックスへ侵入。左足を振り抜くが、相手に当たったシュートはU-24日本代表に招集されたGK谷に止められた。

その後もポゼッションをさらに高めて攻勢を強めるものの、なかなか湘南の守備を切り崩せない横浜FM。そんな中35分に岩田のミドルシュートがクロスバー直撃。その直後にカウンターを許したが、懸命に戻った扇原が相手のクロスをスライディングブロックで処理して、ピンチをしのいだ。

前半アディショナルタイムには逆に横浜FMがカウンターを発動。次々と湘南ゴール前に選手が飛び込み波状攻撃に繋げると、ボックス右の仲川のクロスに合わせたオナイウのシュートはクロスバーを叩いた。

前半はポゼッションで大きく下回りながらも、シュート数では互角の6本を記録した湘南は、後半立ち上がりに見事な攻撃を見せる。右サイドでボールを持った石原広教からボックス右へパスが入ると、これに反応した大橋が足裏を使ったワンタッチバックパス。最後は町野がシュートを放ったが、2年ぶりの代表招集を受けた畠中がブロックに入った。

その後も大橋がシュートに持ち込むなど湘南が立ち上がりの流れを掴みかけたが、横浜FMも56分に左CKに合わせたチアゴ・マルチンスのヘディングシュートがポスト激突。雰囲気を変える一発に。

すると65分、左サイドの天野が早いタイミングで上げたクロスをボックス中央の前田がワンタッチで落とすと、浮き玉をエウベルがボレーシュート。巧みにコントロールされたシュートが右のサイドネットを揺らし、横浜FMが先制した。

直後にも速攻から前田のヘディングシュートでゴールに迫るなど、公式戦4連勝中の横浜FMがこのまま勢いに乗るかに思われたが75分、湘南は失点前に投入されていた古林が右サイドからクロスを上げると、飛び込んだ山田が強烈なヘディングシュートを突き刺し、すぐに振り出しに戻した。

その後は互いに何度かチャンスを作るものの、追加点は生まれず試合終了。1-1の痛み分けに終わった。

横浜F・マリノス 1-1 湘南ベルマーレ

【横浜FM】

エウベル(後20)

【湘南】

山田直輝(後30)