FCバルセロナとレアル・ベティスは、共同で保有するブラジル人SBエメルソン・アパレシドの将来について話し合っているが、こ…
FCバルセロナとレアル・ベティスは、共同で保有するブラジル人SBエメルソン・アパレシドの将来について話し合っているが、この夏にターニングポイントを迎えそうだ。
右SB補強を狙うバルサ 限られた財政のなか2つのオプションが浮上
22歳のエメルソンは、マヌエル・ペレグリーニ監督の右サイドバック一番手として地位を確立している。今夏にバルセロナに加わることになるが、ブラウグラナはすでにこのポジションを補っている。エメルソンにはすでに接触したパリ・サンジェルマン(PSG)をはじめとする多くのクラブからの関心が高まっているため、バルサは利益を計上する選手として見ている。
PSGは2,500万ユーロ(約32億円)のオファーを提示しているが、『France Football』紙によると、バイエル・レバークーゼン、インテル、ACミランもエメルソンを注視しているようだ。また、売却する場合はベティスも経済的に関与することを考慮しなければならない。
現在、バルサの右サイドバックは、セルジーニョ・デストとセルジ・ロベルトという十分な戦力を有している。後者は2022年夏にバルセロナとの契約が終了するため、更新しない場合には代替選手を探さなければならないが、その場合はエメルソンが後継者候補となる。
このような状況の中、ベティスはエメルソンを失う可能性を考慮し、すでに市場を調べている。『Estadio Deportivo』によると、リストにはアラン・ニョム(ヘタフェ)、ダニーロ・ダンブロージオ(インテル)、ブルーノ・ペレス(ASローマ)、キコ・フェメニア(ワトフォード)、エルセイド・ヒサイ(ナポリ)、ユスフ・サバリ(ジロンダン・ボルドー)などの名前が挙がっている。
一方、エメルソンは『Diario de Sevilla』のインタビューで、「ここで100%集中している。バルセロナのことも、どのクラブのことも考えず、ベティスのことだけを考えている。重要な試合が10試合ある、できれば全勝したい。シーズンが終わったら自分の将来について考えたい」と語っている。
エメルソンは2019年にアトレチコ・ミネイロから1,200万ユーロ(約15億5,300万円)でリーガにやってきたが、そのうちバルサとベティスの両クラブが600万ユーロずつを支払った。ベティスに2年間レンタルされ、バルサとは2024年までの契約を結んでいる。