今大会では錦織本人も満足と語る「サーブ」ABNアムロ世界テニストーナメントで準…
今大会では錦織本人も
満足と語る「サーブ」
ABNアムロ世界テニストーナメントで準々決勝進出を決めた錦織圭(日清食品)。
ATP公式サイトは、そのサーブに注目し、記事にまとめている。
【動画】錦織圭「ABNアムロ世界テニストーナメント」1回戦・2回戦ハイライト
その中で、錦織は「ヒジの手術 (2019年10月) 後、それと昨年の12月に変化を加えました。マックス(ミルニー)とマイケル(チャン)と日本人コーチと一緒に。もう一度、サーブを見直したんです。もっとパワーを出すこと、そして肩の負担を減らす必要があった。昨年は、肩を痛めていたので。まだ100%ではなく、(改善の)途中だと思っています。今日(2回戦)と1回戦では良いサーブが打てていたので、今は満足しています」と語っている。
さらに「ケガをした過去があるので、チャンスがあればまだ何かを変える必要があると感じています。(そういった変化に対しては)本当に何に対してもオープンです。もちろん簡単ではないし、時間がかかります。まだ、満足はしていません。体のためにも、より良くしていきたいですね」というコメントも紹介されている。
今大会でのサーブ成績は以下のとおり。2回戦は最終的には、数字が落ちてしまったが、第1セットでは、セカンドサーブ得点率で82%を記録している。
■1回戦[対F.オジェ・アリアシム(スペイン)]
・ファーストサーブ成功率:74%
・ファーストサーブ得点率:85%
・セカンドサーブ得点率:41%
■2回戦[対A.デミノー(オーストラリア)]
・ファーストサーブ成功率:63%
・ファーストサーブ得点率:63%
・セカンドサーブ得点率:56%
そのサーブの改善については、約1ヵ月前、ATPカップに出場した際にも語っている。
昨年の全仏オープン時には、サーブの時に足を引き寄せない「フットバック型」を採用していたが、ATPカップでプレーした際には足を引き寄せる「フットアップ型」に変更した錦織(元々はフットアップ型のフォームなので元に戻した形である)。
その変化の理由について錦織は、「もう少しパワーを出すこと」を目的に変更したと説明。“最近、変えたばかりでまだしっくりきていない”と語っているが、「悪くなかった」と手応えをつかんでいるようだった。
そのATPカップから約1ヵ月、調整は良い方向に進んでいるようだ。