ラ・リーガ第20節、ウエスカvsビジャレアルが23日に行われ、0-0のドローに終わった。なお、ウエスカのFW岡崎慎司は先発し57分までプレーした   前節、パチェタ新体制の初陣となったヘタフェ戦を0-1で落とした最下位…

ラ・リーガ第20節、ウエスカvsビジャレアルが23日に行われ、0-0のドローに終わった。なお、ウエスカのFW岡崎慎司は先発し57分までプレーした

 

前節、パチェタ新体制の初陣となったヘタフェ戦を0-1で落とした最下位のウエスカ(勝ち点12)は、4位のビジャレアル(勝ち点33)とのホームゲームで新体制初白星を狙った。リーグ戦では3試合連続途中出場が続いていた岡崎だが、この一戦では4戦ぶりにスタメンで起用された。

 

ホームのウエスカが引き続き[3-4-3]の布陣を採用した中、ジェラール・モレノら一部主力を欠くビジャレアルは同じく[3-4-3]の布陣でミラーゲームを仕掛けた。

 

立ち上がりから中盤での潰し合いが目立ち、互いに相手の守備ブロックをこじ開ける有効な攻めを見出せない。19分にはボールを握っていたビジャレアルがパレホのミドルシュートで相手ゴールに迫るが、これは大きく枠を外れた。

 

一方、ヘタフェ戦に続き守備では締まったプレーを見せるウエスカだが、岡崎ら前線の選手になかなかボールが収まらず、攻撃が停滞。さしたる決定機を作れぬまま、前半を0-0のスコアで終えた。

 

迎えた後半の立ち上がりに両チームを通じて最初の決定機が訪れる。51分、左サイドを突破したペドラサのクロスをゴール前に走り込んできたモイ・ゴメスが右足のダイレクトで枠に飛ばすが、ここはGKの好守に阻まれた。その直後にはウエスカのオンティベロスが個人技で左サイドを突破してフィニッシュまで持ち込むが、肝心のシュートはGKアセンホに難なくセーブされた。

 

膠着状態が続く中、先に動いたのはホームのウエスカ。岡崎、オンティベロス、エスクリチェと3トップを全員ベンチに下げてラファ・ミル、ミケル・リコ、セルヒオ・ゴメスを一気にピッチに送り込んだ。

 

一方、後半に入っても攻めあぐねるアウェイチームも後半半ばを過ぎて交代カードを切っていく。存在感を欠いたバッカに代えてアルカセル、84分には最終ラインのフネス・モリを下げてストライカーのフェル・ニーニョをピッチへ送り込んだ。

 

試合終盤にかけては前線の枚数を増やしたビジャレアルが押し込む展開となったが、エース不在で迫力を欠く攻撃はことごとくウエスカの守備に撥ね返され、このまま0-0でタイムアップを迎えた。

 

パチェタ新体制初勝利とはならなかったものの、ウエスカが上位相手に最低限の勝ち点1を奪取。一方、エメリ監督の消極的な采配も影響して勝ち切れなかったビジャレアルは2戦連続ドローとなった。