セ・リーグ第5節第2試合

■タイトル: 阪神 vs DeNA  (会場:甲子園球場)
■出場選手: 阪神・徳田 直也/DeNA・辻 晴
■スコア: 阪神 1-5 DeNA

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■戦評:
 阪神とDeNAによる首位攻防戦の第2回戦。今季ここまで負けなしのDeNA・辻が快勝を収め、無敗を継続。この勝利によって、DeNAが2年ぶり2度目のeペナントレース セ・リーグ優勝を決めた。

1回裏、優勝に向けて2連勝が必要な阪神は幸先よく1点を先制するが、ここまで無敗のルーキー、DeNA・辻はこの日も打撃好調。2回表に連打で逆転すると、3回表には梶谷とソトの2者連続ソロホームランでリードを広げた。

追いかけたい阪神・徳田だったが、DeNAのOB選手の三浦から今永へと繋ぐ“阪神キラーリレー”の前に打線が振るわず。守備からリズムを作りたいところだったが、最終回には代打・宮﨑にダメ押しとなるソロホームランを許し、 万事休す。DeNAが見事に逃げ切り、勝利を決めた。DeNAはeペナントレース初年度の2018シーズン以来とな る、2年ぶり2度目のセ・リーグ王者へと輝いた。

勝利したDeNA・辻は無敗の継続だけではなく、この試合3本塁打を放ったことでホームラン王争いでもトップに立った。敗れた阪神・徳田は今季戦績を1勝1敗3分とし、2年目のシーズンを五割の成績で終えた。

 

■試合後コメント:自身負けなしの5勝(1分)という戦績で、チームをリーグ優勝に導いたDeNA・辻選手

「チームメイトのおかげでこのような結果になったと思うので、みんな本当にありがとうと言いたいです。開幕前は良くて1勝できれば、というぐらいの気持ちだったので、サポートしてくれたチームメイトのみなさんに感謝しています」

 

■タイトル: 中日 vs 広島 (会場:クラウン)
■出場選手: 中日・菅原 翔太/広島・伊勢家 雄次
■スコア: 中日 0-3 広島

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■戦評:

中日と広島の第2回戦はキャプテン対決となったが、投打に広島・伊勢家が圧倒し勝利。このカードの対戦成績を1勝1分とした。

広島・伊勢家は1回表、先頭長野の2ベースヒットを足掛かりにチャンスを広げると、ピレラの犠牲フライと坂倉のタイムリーヒットで2点を先制する。今季初勝利を目指し反撃したい中日・菅原だったが、安定したナイスピッチ率を誇る相手投手陣を前に得点を生み出せない。

広島は2020年シーズンに支配下登録されたばかりの藤井黎をリリーフ登板させるなど、ポストシーズン進出の可能性が絶たれた中でも次に繋がる試合運びを披露。終始優位にゲームを進めた広島・伊勢家が3対0で完封勝ちを収めた。

勝利した広島・伊勢家は今季の通算成績を4勝1敗1分とし、キャプテンとして最後までチームを牽引する戦いぶりを見せた。敗れた中日・菅原はこれで4敗1分となり、白星を挙げられないままシーズンを終えた。

 

■試合後コメント:自身4勝目となる白星を挙げた広島・伊勢家選手

「チームのeCS進出は無くなってしまいましたが、eペナントレースの大事な1試合を気を抜かないようにプレーをしました。(キャプテン対決となったが)相手の菅原選手の胸を借りるつもりで戦わせてもらいました」

 

■タイトル: 巨人 vs ヤクルト (会場:東京ドーム)
■出場選手: 巨人・吉田 友樹/ヤクルト・大川 泰広
■スコア: 巨人 4-1 ヤクルト

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■戦評:

セ・リーグ第5節、eクライマックスシリーズ進出を争う巨人とヤクルトの第2回戦は、長打攻勢で得点を重ねた巨人が勝利し、3位以内を確定させた。

逆転でのAクラス入りのためには勝利が絶対条件のヤクルト・大川は1回表、村上のソロホームランで1点を先制。今季ここまで無敗を続けている状態の良さを見せつけ、勝利に向けて好発進を切る。

しかし、この日は巨人・吉田が打撃で上回る。1回裏に丸とウィーラーの2本塁打で逆転に成功すると、3回裏には坂本にもソロホームランが飛び出し、一気にヤクルトを突き放す。守っては先発の戸郷から5投手のリレーで相手打線を初回の1点に抑え、4対1で逃げ切りに成功。巨人がこのカード2連勝でAクラス入りを決めた。

勝利した巨人・吉田は大一番で高精度の打撃を披露し、自身の戦績は3勝2敗と今季の勝ち越しを決める勝利。敗れた大川はこれで3勝1敗2分とこの日が今季初黒星ながらも、Bクラスが決まる手痛い敗戦になってしまった。

 

■試合後コメント:チームのeクライマックスシリーズ進出を決める白星を手にした巨人・吉田選手

「練習から調子が良く、勝てると思って試合に臨めました。リーグ優勝を目標にやってきた中で、自分自身あまりチームに貢献できていなかったので、今日勝ってeCSの進出を決められたのでよかったです」