あまりに酷すぎる-。 12月16日、プロ野球セ・パ両リーグのベストナインが発表されると、SNSを中心としたネット上が荒…

 あまりに酷すぎる-。

 12月16日、プロ野球セ・パ両リーグのベストナインが発表されると、SNSを中心としたネット上が荒れまくりました。

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 ベストナインはプレーヤーにとって最高の栄誉。全国の新聞、通信社、テレビ局やラジオ局の取材経験5年以上となるプロ野球担当記者が、記名投票して決まります。

 いわば、現場でプレーを継続して見てきた「観戦のプロ」による投票。そこに同賞の価値もあるわけです。ところが、公表された投票結果はあまりに情けないものでした。

 セ・リーグの二塁手部門には、今季限りで巨人を戦力外となった吉川大幾へと実に3票が投じられ、外野手部門ではやはり巨人を戦力外となったモタに1票…。

 これには在京スポーツ紙のベテラン記者も怒りを禁じ得ません。

 「ふざけんなって話ですよ。小学生の頃、学級委員の選挙でいじめられっ子の名をわざと書いて、『ウケを狙う』卑怯なガキがいたでしょう。やってることは一緒です。吉川大幾は尚輝と間違えた可能性もあると言われているけど、繊細に言葉を扱うメディア人としては、それならますます問題ですよ。今すぐ辞表を出せと言いたい」

 一般紙の運動部デスクはさらに厳しくこう指摘しました。

 「一応、投票は記名なんです。相応の覚悟を持ってふざけているんでしょう。ならば運営側のNPBもそれなりの対応をすべき。メディアの価値を毀損する行為として、除名も含めた厳しい判断をしてもいい。ほとんどの記者は投票権を有することの重みを感じ、真剣に考えた上で記入している。そんな記者の良心をもバカにした行為です。絶対に許せません」

 前述のベテラン記者は「再発防止」に向け、こう提言します。

 「各記者が誰に入れたか、公表する制度があってもいいと思うんです。数年前と比べ、各社もSNS戦略に力を入れ、記者の名前と顔を表に出して、ユーザーから親近感を得られるような工夫をしています。一部の記者は、公表されると入れなかった選手から『何で僕に入れなかったんですか』と今後の付き合いに支障があると言うけど、お前の交友関係なんて知らねえよって(笑)。『見える化』しないことには、今後も同様の事態を招き、メディアの価値が問われることになるでしょう」

 ただでさえ、各ジャンルにおけるメディア不信が深刻化する令和のご時世。一番気の毒なのは、ベストナインに「吉川大幾」や「モタ」と記入した記者の報道を、普段知らないうちに受けざるを得ない大勢の野球ファンでしょう。

 せめてそういった「冒涜行為」をした記者が、どの社の誰かが分かれば、能動的に情報を遮断することも可能なのですが…。

 「少なくとも開票に関わった人々は、のべ4票がどの社の誰が記入したものかを把握しているはずです。NPB側から当該メディアの責任ある立場の人に警告を行うことがってもいいと思います。あまりに低レベルすぎて、こんな話はしたくないのですが…」(前述のデスク)

 歴史と伝統のある賞が汚されることがないよう、記入した記者には猛省を促したいです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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