疑惑のプレーによりレアル・マドリーはカンプノウで勝利を得た。アンス・ファティのゴールによって同点に追いついたバルサだが、勝つためにVARを頼ったマドリーに屈した。この試合展開はもう伝統的と言っていいほど通常運転である。この厚顔無恥な行為は&…

疑惑のプレーによりレアル・マドリーはカンプノウで勝利を得た。アンス・ファティのゴールによって同点に追いついたバルサだが、勝つためにVARを頼ったマドリーに屈した。この試合展開はもう伝統的と言っていいほど通常運転である。この厚顔無恥な行為は“サッカー“とは言えない。マドリーが負けそうなときには主審たちが救いの手を差し伸べるのだ。
クラシコのバルサ選手評は以下の通り。
■GK
ノルベルト・ムラーラ・ネト(8点)
『締める』
バルベルデの先制点はノーチャンス。常にマドリーの危険な攻撃を警戒し失点を回避したが、あり得ないPKで全ての流れが変わってしまった。止められるシュートはすべて止めた。
■DF
セルジーニョ・デスト(6点)
『野心的』
右SBとしてスタメン出場したアメリカ国籍のデストは、果敢に駆け上がり、敵を追い詰めた。バルサではなかなか見られないダイアゴナルの動きも見せた。守備ではヴィニシウスを抑え込み、思い切った攻撃にも出た。少しずつであるが向上している。
ジェラール・ピケ(6点)
『回復』
フェデ・バルベルデのゴールの際には自らのポジションを離れて暴走し、ベンゼマの鋭いプレーで欺かれたが、このミスからうまく立ち直り、ディフェンスの柱として実力を発揮した。
クレマン・ラングレ(5点)
『圧倒される』
コーナーキックを迎えるためにラモスに圧倒された。月にも見放されマドリーのキャプテンの餌食となった。明らかなラモスのダイブだったものの、ラングレはPKを取られた。ラ・リーガでマドリーは泥棒行為をしている。
ジョルディ・アルバ(8点)
『必要不可欠』
アルバの復帰はバルサにとって地獄に仏のようなものだった。いつも通り鋭い攻め上がりでアンス・ファティのゴールのアシスト、反撃のきっかけを作った。絶え間なくフィールドを上下したが、主審の疑惑の判定によって全てが台無しになった。
■MF
セルヒオ・ブスケツ(5点)
『必死』
インスピレーションに欠けていたブスケツ。ベンゼマを追いかけるのに苦労し、守備にエネルギーを消耗しすぎることとなった。いずれにしても主審がマドリーを依怙贔屓している為に、どうしようも無かった。
フレンキー・デ・ヨング(6点)
『どっちつかず』
努力はしたものの貢献度は少なかった。努力をやめなかったのは事実だが、より向上しなければならないし、ブスケツのいるポジションから離れすぎており、まるでインサイドハーフの選手のようだ。影響力のある選手になるためには、より貢献しなければならない。
ペドリ(5点)
『思索的』
右サイドに置かれたペドロ・ゴンサレスであるが、このポジションで彼のサッカーは生かせなかった。コウチーニョのケースと同様に、ペドリのプレーが生きる為にはスペースが必要であり、このポジションでは彼の存在はぼやけてしまう。しかし、守備では貢献した。ハーフタイム後にはポジションを変えて中央に移ったが、ライバルが“強盗“のようなことをしたことですべては水の泡となった。
■FW
レオ・メッシ(6点)
『ダメージを負う』
カゼミロはメッシを追いかけ続け厳しいタックルを見舞った。主審がこのプレーにレッドカドを示さなかったのはおかしいことだ。GKクルトワとの一対一のチャンスを得たが、これを失敗した。その後もマドリーの選手たちはメッシに対しファウルを連発したが、審判は見逃し続けた。他方で主審はラモスの演技のダイブにPKを与えた。これがラ・リーガである。
フィリペ・コウチーニョ(5点)
『封じられる』
コウチーニョは以前苦手としていたポジションに配置された。彼のプレーが冴える為には重要なポジションを与え、なおかつ動けるスペースがなくてはならない。フィールドの中央に入った時には勢いを取り戻し、ヘディングシュートを試みたものの精度が足りなかった。
アンス・ファティ(8点)
『有害』
明らかにライバルチームにとっては有害な選手だ。センターフォワードに据えられたファティは見事期待に応えゴールを決めた。どのポジションに置かれても必ず相手にダメージを与えることができる。
■途中出場
フランシスコ・トリンカオ(5点)
『補欠』
試合終了10分前に投入された。チームへの貢献度の評価は困難である。
ウスマン・デンベレ(5点)
『補欠』
試合終了10分前に投入された。チームへの貢献度の評価は困難である。
アントワーヌ・グリーズマン(5点)
『補欠』
試合終了10分前に投入された。チームへの貢献度の評価は困難である。
マルティン・ブライトバイテ(-)
『補欠』
試合終了5分前に投入された。チームへの貢献度の評価は困難である。