「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)男子シングルスで、2年連続の初戦突破を果たした世界52位の西岡良仁(日本/ミキハウス)。その西岡が試合後のインタビュー…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)男子シングルスで、2年連続の初戦突破を果たした世界52位の西岡良仁(日本/ミキハウス)。その西岡が試合後のインタビューで、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との1回戦を振り返るとともに、2回戦への意気込みを語った。【トーナメント表】錦織、西岡ら出場!全仏OP男子シングルス【実際のハイライト動画】西岡対オジェ アリアシム 全仏OP1回戦

相手のオジェ アリアシムは、20歳にして第19シードという、将来のNo.1候補。第1セットこそ競ったものの、西岡は相手を翻弄して優位に立ち、ストレートで勝利を飾った。その試合についてこう振り返っている。

「しっかりと(自分にとって)嫌な部分や、相手の良いところを潰しながら、自分の良さを出してプレーできたので満足しています。今日も気温が低くて、雨もあったので、少しコートも重く、ボールも弾まなかったことが、自分にとって有利にはたらいたかなと思います」

「彼の武器の一つであるサービスを、(ベースラインより後ろに)下がって高確率で返せるというのが分かったので、それがかなり大きな自信になりました。リターンを返してラリー戦になった時に、自分にかなり分があるというのは、中盤以降分かっていたので、まずはしっかりと返せれば、ブレークチャンスもかなり来るだろうとは思っていたので、気持ち的な余裕ができたと思います」

そして初の3回戦進出を目指すことになる2回戦の相手は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している世界239位のユーゴ・ガストン(フランス)だ。彼もまた20歳で、通算でのツアーレベルの成績は1勝2敗。つまり、今大会の1回戦がツアーレベルでの初勝利となっている。

その1回戦も同じくワイルドカードで出場した、世界204位のマキシム・ジャンビエ(フランス)からの勝利だった。

ガストンとの2回戦については、「ワイルドカードのまた若手ということで、しっかりと経験を見せていければいいかなと思います。今日みたいに自分のプレーをしっかりできれば、もちろんチャンスがある試合だと思うので、初の3回戦を目指して頑張りたいなと思います」と意気込んだ。

相手とはランキングの差も経験の差も大きいが、今度は思い切り立ち向かってくるであろう相手の挑戦を受ける立場となる上に、地元フランス勢との戦いとなる。勢いをつけさせずに、しっかり勝ち切ることができるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での西岡良仁

(Photo by Julian Finney/Getty Images)