圧倒的なスタッツで新人王に、そのポテンシャルは底知れず『NBA.com』で毎年恒例となっている各チームGMのアンケート調査が発表された。「今日から球団を新設する場合、現役NBA選手の中で誰をフランチャイズプレーヤーにしたい?」という質問に対…

圧倒的なスタッツで新人王に、そのポテンシャルは底知れず

『NBA.com』で毎年恒例となっている各チームGMのアンケート調査が発表された。「今日から球団を新設する場合、現役NBA選手の中で誰をフランチャイズプレーヤーにしたい?」という質問に対し、48.3%の支持を集め堂々の1位に選出されたのは、ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズだった。

昨シーズンの新人王を受賞したタウンズは、昨年の開幕月から2016年4月まで所属カンファレンスの月間最優秀新人選手賞を総ナメにした史上8人目の逸材。また、1年目にリーグ4位タイとなる47試合でダブルダブル(得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの2部門で2桁以上の成績)を記録するなど、底知れぬポテンシャルを発揮してみせた。

一般的にセンターというポジションの選手は、ボールハンドリングなどの技術が低いもの。しかしタウンズは、昨シーズンのNBAオールスターウィークエンドに開催されたスキルズチャレンジに出場すると、なんとガードのアイザイア・トーマス(セルティックス)を決勝で破り、優勝している。

1年前のアンケートではペリカンズのアンソニー・デイビスがトップだった。デイビスは今回のアンケートで5位にランクダウンしたが、昨シーズンを通してケガに苦しんだことが結果に影響したのだろう。

2位に選出されたウォリアーズのケビン・デュラント、3位となったキャバリアーズのレブロン・ジェームズを差し置いて1位に、しかもチーム編成の権限と責任を持つGMによる選出なのだから、如何にタウンズの将来性が有望かが分かる。折しも現代はジェームズとウォリアーズのステファン・カリーがNBAの顔として君臨している時代。だが数年後には、タウンズがその一角を脅かすレベルにまで成長している可能性は高い。

昨シーズンのアンケートでは1位となったデービスだが怪我で21試合欠場し、今回のランキングでは5位にランクダウンとなった。