★三谷紬インタビュー 後編前編はこちら>>「ハーイ!やべっち」で多くの視聴者、サッカー選手にもお馴染みのテレビ朝日の人気サッカー番組『やべっちF.C.』(日曜・深夜0:05~)。週末に行なわれたJリーグの試合結果を伝えつつ、選手のプライベー…

★三谷紬インタビュー 後編

前編はこちら>>

「ハーイ!やべっち」で多くの視聴者、サッカー選手にもお馴染みのテレビ朝日の人気サッカー番組『やべっちF.C.』(日曜・深夜0:05~)。週末に行なわれたJリーグの試合結果を伝えつつ、選手のプライベートに迫るコーナーなど、いろんな角度からサッカーの魅力を伝え、矢部浩之さんや中山雅史さんら出演者による軽妙なトークも魅力的な番組だ。そのなかで、スタジオで紅一点、華を添え、番組を盛り上げている三谷紬アナ。後編では、主にプライベートについて語ってもらった。



『やべっちF.C.』でサッカーの魅力を伝えている三谷アナ

-- 珍しい名前かと思うのですが、由来を教えてください。

三谷 実家が呉服店を営んでいて、着物の名前に紬(つむぎ)という名前があるんです。大島紬とか結城紬の「紬」なんですけれども、そこから取られた名前です。紬という着物自体は、染料を使わない絹糸を織ってできる着物なので、裏表がなくてすごく丈夫だと言われているんです。

 昔から庶民や貴族のような人も使っていて、さらに長持ちするという謂(いわ)れもあって。長持ちしていろんな人に愛され、丈夫で裏表がない子に育ってほしいという意味が込められています。

-- 先ほど(前編)も少し話がありましたが、アナウンサーを目指した契機は?

三谷 とにかく私はサッカーが大好きで、職業はサッカーに関われる仕事なら何でもいいというような考え方を最初はしていたんです。今となれば、浅はかだったなと思うんですけど。サッカーに関われる職業といったらマスコミが一番いいだろうと高校の時には思っていたので、当時から担任の先生には「マスコミに行きたいです」という話をしていました。

 Jリーグに勤めるという考えはなくて、取材をして、サッカーの魅力、楽しさ、選手たちのすごさを伝える側になりたいと思っていました。そのためには、新聞でもいいし、テレビでもいいし、とにかくサッカーに関われるマスコミに行きたいという話をして。そうしたら、法政大学にマスコミのことを学べる専攻があるということだったので進学しました。

 そこで2年の時に出会ったゼミの先生に進路について相談したら、テレビ局の就職試験はアナウンサー部門の試験が早いので、そちらをまず受けるように準備したほうがいいよと助言していただいて。最初は「えっ。アナウンサーですか?」という感じだったんです。

 服装も、じつは当時、ギャルっぽい服装や髪型だったんですが、今日みたいなワンピースを着るなど落ち着いた感じにするところから自分を変え始めて、大学3年生のとき、運よくテレビ朝日のアナウンサーのインターンシップに参加することができたんです。初めてテレビ朝日に来た時は、すごくテンションが上がりました。

 もともとはサッカーの取材をしたいから記者でもいいと思っていたんですけれども、それからは直接選手に会って話を聞けて、画面を通してそれを自分の言葉で伝えられる、そういうことができるのはアナウンサーしかないよね、という話をいろんな人から聞いて。アナウンサー以外の就職活動もしていたのですが、「アナウンサーになりたい」と強く思うようになりました。

-- 趣味はスポーツ観戦ですよね。スポーツが好きになったきっかけを教えてください。ご自身でも何かされていたんですか。

三谷 サッカーは大学生の時にサークルでちょっとやっていたんですけど、全然できないです。本当に恥ずかしいんですけど、球技なんかは大変で。それこそ『やべっちF.C.』で一回、リフティングをやってみようという企画があったんです。そうしたら、もうボールに乗り上げて転んでしまうくらいダメでした(笑)。

 スポーツを好きになったのは、父がもともと好きで、家でよく野球やサッカーの試合をテレビで見ていたので、その影響があって、好きになったんだと思います。

-- 野球、サッカー以外で好きなスポーツはありますか。

三谷 弟が大学でアメフト部に入っているので、アメフトの試合はよく見に行きます。あとは、バスケ部だったので、バスケも好きですし、バレエを習っていた時期もあって、フィギュアスケートもよく見ます。

-- 休日はどのように過ごすことが多いですか。

三谷 家でゆったり過ごすことが多いですが、母と仲がいいので外で会ったりもします。あとは、やっぱりプライベートでもサッカーの試合を見に行ってしまいます(笑)。例えば、鹿島とか自宅から少し遠いところにも。野球はたま~に見に行きます。

-- 入社前から好きな選手はいましたか。

三谷 今もですが、川島永嗣選手と宇佐美貴史選手が好きでした。特に、宇佐美選手は個人的にドリブルのリズム感が日本で最強なんじゃないかと思うぐらい好きで。大阪まで試合を見に行ったこともあります。奥さんとすごく仲よくされていて、子煩悩のところも素敵だと思います。私、奥さんのことも大好きで。おふたりともお会いしたことはないんですけど、インスタはふたりともフォローしていて、お子さんの写真を見たりもして「かわいい~」ってニコニコしています(笑)。

-- 今後、取材してみたい選手を教えてください。

三谷 川島選手と宇佐美選手はもちろんですが、本田圭佑選手にも一度お話を伺ってみたいですね。昨年、(オランダのフィテッセに)移籍されて初めての試合も見たのですが、結果的にはゴールはできなかったですけれども、再三チャンスを作って、しっかり自分の見せ場を持って。やっぱりすごいなって改めて思いました。もう目が離せませんでした。

-- 今後の目標は?

三谷 すごく近々になってしまうのですが、AFC U-23選手権(1月開催)には何らかの形で関われたらいいなと思っています。番組で直接お話を聞いたことのある選手がたくさん出場すると思いますし、上田綺世選手のことで言えば、大学の後輩にあたるんですが、鹿島アントラーズでのデビュー戦の日は「取材に行かなくてもいいよ」と言われていたんですが、応援しに行ったんですよ。上田選手をはじめ、選手たち一人ひとりに思い入れがたくさんあるんです。ちょっと母親みたいな気持ちで見てしまう選手ばかりなので、ぜひ関わりたいと思っています。

 今年は東京オリンピックもありますし、AFC U-23選手権で選手たちがどんな活躍を見せてくれるのかすごく気になります。この大会に出た世代の選手たちが次のカタールワールドカップに出る代表の中心になってくると思うので、そういう意味でも皆さんに注目してもらいたいですし、できれば自分もカタールワールドカップに関わって、取材で現地に行けたらいいですね。

-- 東京オリンピックはいかがですか?

三谷 そこは、私のような若手が関わるには難しいと思いますし、自分の実力もまだそこまで達していないと感じているので、2022年のカタールワールドカップに行く、というのが目標です。

Profile
みたに・つむぎ 2017年入社
94年4月4日生まれ 千葉県出身 身長162cm
好きな言葉:「時間は平等 工夫は自由」
趣味:スポーツ観戦 特技:舌が自在に動くこと