北海道出身のハム党及川、今季開幕戦の中田のサヨナラ満塁弾を生で目撃

「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン eペナントレース 第4節が14日、フジテレビ内特設ステージで行われ、最下位の日本ハムが楽天を3連勝で下し、逆転優勝へ望みをつないだ。敗れた楽天は首位から一気に4位に転落。混戦のパ・リーグの順位決定は1月に行われる最終節にもつれ込む。

 負けか引き分けでその瞬間に今季優勝の可能性が消滅する土壇場から3連勝で意地を見せた日本ハム。望みをつないだのは、第3試合に登場した日本ハム・及川裕也選手が操作する中田が放った運命的な一発だった。

 無得点のまま迎えた最終回無死一塁から、楽天の守護神・松井が投じたスラーブを思い切り振り抜き、バックスクリーンにサヨナラ2ランを放って試合を決めた及川。走者が一塁にいる状況で打席に入るとゴロを打ちやすくなってしまう「併殺」という特殊能力を持つ中田だが、同時にサヨナラの場面で能力が上がる「サヨナラ男」という特殊能力も併せ持っている。

 併殺を避けるために一塁走者の平沼を走らせる選択肢もあったが「もうゲッツーでも仕方ない。サヨナラ男もあってパワーも上がっていたし、中田さんを信じた」と腹を決めて強攻を選択。「松井投手のスラーブがはっきり見えた」とリアルのプロ野球と同様に大きく曲がる変化球を完全に見極め、スタンドに豪快なアーチを叩き込んだ。

 崖っぷちの状況で、及川が中田に全てを託したのには理由がある。北海道出身の及川は地元球団の日本ハムの大ファンで、今季札幌ドームで行われた開幕戦で延長10回に飛び出した中田のサヨナラ満塁ホームランを目撃。eBASEBALLでの背番号も中田への憧れから「06」を背負っている及川は「中田選手と同じことができてよかった」と劇的アーチを振り返った。

 「サヨナラホームランは、プロになって初めて。一生残るかもしれない」と話した及川。背番号「06」に込めた憧れが、チームの希望をつなぎとめた。(安藤かなみ / Kanami Ando)