1日、東京六大学野球リーグに所属する慶大が新体制となってスタートを切った。就任から5年10季の間に3度の優勝を誇った名将・大久保秀昭監督が勇退し、同部OBである堀井哲也新監督が着任。"秋春連覇”に向けて、選手たちと対話しながら指導していく。…

1日、東京六大学野球リーグに所属する慶大が新体制となってスタートを切った。就任から5年10季の間に3度の優勝を誇った名将・大久保秀昭監督が勇退し、同部OBである堀井哲也新監督が着任。"秋春連覇”に向けて、選手たちと対話しながら指導していく。

堀井監督といえば、多くの教え子をプロ野球に輩出したことで知られている。三菱自動車岡崎で監督を務めた際には谷佳知氏を育てたほか、04年からは15年間にわたってJR東日本を率い、十亀剣投手(現・埼玉西武ライオンズ)、田中広輔選手(現・広島東洋カープ)、田嶋大樹投手(現・オリックスバファローズ)など、今年のプロ野球ドラフト会議まで9年連続で選手を送り出してきた。

今年の慶大野球部はドラフト会議で指名を受けた郡司裕也選手、柳町達選手、津留﨑大成投手をはじめ、4年生がチームを支えた。しかし、慶應義塾高で主将を務め、甲子園出場経験を持つ下山悠輔選手など下級生にも注目選手は多い。このほか、静岡高からは今年の夏の甲子園に出場した斎藤来音選手も慶大野球部の門を叩く。将来有望な選手たちと“堀井イズム”がどのような化学反応を起こすのか。2020年も“陸の王者”から目が離せない。