20日、いよいよ開幕の時を迎えるラグビーの祭典といえば、こちら。 ラグビーワールドカップ2019日本大会 大会を前に、とある有名企業が手がけた公式ライセンス商品が話題を集めている。それは、地図でお馴染みの株式会社ゼンリンが考案したラグビ…

20日、いよいよ開幕の時を迎えるラグビーの祭典といえば、こちら。

ラグビーワールドカップ2019日本大会

大会を前に、とある有名企業が手がけた公式ライセンス商品が話題を集めている。それは、地図でお馴染みの株式会社ゼンリンが考案したラグビーの公式ライセンス商品である。

このグッズは、対戦日程や組み合わせがわかる試合会場図や、全12試合会場の地図をデザインしたバンダナ、クリアファイルなど、可愛らしいフォルムも特徴だ。

ラグビーワールドカップ2019(TM) 試合会場図

商品開発の背景には、開発者の工夫が凝らされていた。それは地図の魅力を商品化する、ゼンリンならではのアプローチだった。

「ゼンリンは、グラフィックという側面から地図の魅力をとらえなおしています。クリアファイルやノートパッド、マスキングテープなどに地図柄をあしらった地図ステーショナリー「mati mati」シリーズを展開するとともに、住宅地図を基にしたオリジナルグッズの制作も行っています(開発者談)」


地図柄の特徴やデザインについてもこだわったという。

「デザインにはゼンリンの保有する地図データを使用。正確な地図データを活用することができ、企業の創立や新規オープンの記念品に用いることで、周辺の街への愛着を高め、地 域との一体感をアピールできます。 そのため、街おこしのイベント記念品や、商店街の活性化など、地域への愛着を高めるツールとして活用できます(開発者談) 」

開発者の皆さんによる商品開発エピソードでは、ゼンリンが地図への情熱を沢山の人達にグッズという視点で伝えていることが明かされた。さらに、この商品に携わる企画者たちの情熱も興味深い。


「ラグビーワールドカップ 2019(TM)日本大会では、国内 12 会場にまたがって試合が開催されます。もともと取り組んでいた地図デザイングッズ制作のノウハウを活かし、12会場周辺を地図 デザイン(グッズ)とすることで、「その試合を観た方」だけでなく、「その地域を訪れた方」「その地域を盛り上げる方」の一生の記念品として、後々まで思い出に残る品を作れ るのではないかと企画しました(企画開発者談)」

彼らの想いは、地域や街への愛と情熱も込められ商品化された。全国12の試合会場周辺の地図をデザインした公式ライセンス商品は、建物ごとに濃淡をつけた色鮮やかな仕上がりで、ご当地の名所・名物のモチーフや、大会公式マスコット「レンジー」がアクセントになっている。

「ライセンス商品としては珍しい試合会場に特化したデザイングッズという点もラグビ ーの観戦を想起させ、大会を盛り上げることに貢献できると考えます。 今回の大会をきっかけに、ラグビーファンの方をはじめ、より多くの方に地図デザイングッズの 魅力やバリエーションを知っていただければ幸いです(企画開発者談) 」

観戦のプランニングに試合を盛り上げるアイテムとしても役立ちそうな公式ライセンス商品。ラグビー観戦や家族・友人へのおみやげにも嬉しいグッズが完成した背景には、開発企画者の街やスポーツへの想いがスクラムのように込められていた。

文/スポーツブル編集部