6月1日、いよいよ東京六大学野球は最終週を迎える。対戦カードは早大ー慶大。“華の早慶戦”だ。 前週で明大が完全優勝を決め、早慶戦は2位3位決定戦となるが、明治時代から続く伝統の一戦に両校は絶対に負けられないという思いを新たにしている。 …

6月1日、いよいよ東京六大学野球は最終週を迎える。対戦カードは早大ー慶大。“華の早慶戦”だ。

前週で明大が完全優勝を決め、早慶戦は2位3位決定戦となるが、明治時代から続く伝統の一戦に両校は絶対に負けられないという思いを新たにしている。

慶大には苦すぎる記憶がある。2018年秋季リーグ早慶戦、勝ち点を取れば優勝という条件の中(※)、1勝1敗で迎えた第3戦で力尽きた。一度は手中に収めかけた勝利が、残酷にもこぼれ落ちていった。あの時の早慶戦はまだ終わっていない。大久保秀昭監督は今年「早慶戦5連勝」を目標として掲げる。春季リーグ、オール早慶、秋季リーグと1試合も落とさないこと。リベンジを果たすには、それ以外に方法がない。大久保監督をはじめ、部員たちは全員そう信じている。
※東京六大学野球リーグは2勝で勝ち点1を得る。2018年秋季リーグは早慶戦における慶應義塾大学の敗戦により、先にシーズンを終えていた法政大学が勝率差で優勝を決めた

昨年からのリベンジか、それとも小宮山悟新監督が早慶戦初陣を白星で飾るのか。歴史に新しい1ページが加わろうとしている。

以前公開されたインタビュー企画記事はこちら→華の早慶戦を支える“one”