ソフトバンク―西武9  5勝目を挙げ、森(右)からウイニングボールを受け取るソフトバンク・高橋礼=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】■高橋礼(福岡ソフトバンク)○5−1 vs埼玉西武(ヤフオクドーム)投球成績/8回 被安打5 奪三振2 …

ソフトバンク―西武9  5勝目を挙げ、森(右)からウイニングボールを受け取るソフトバンク・高橋礼=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


■高橋礼(福岡ソフトバンク)
○5−1 vs埼玉西武(ヤフオクドーム)
投球成績/8回 被安打5 奪三振2 失点1

 福岡ソフトバンクの高橋礼が、16日の埼玉西武戦で自己最長の8回を投げて5安打1失点の好投。自身開幕5連勝でチームの連敗脱出に貢献した。

 先発陣が苦しんで3連敗というチーム状況で今季6試合目の登板。初回からテンポ良くアウトを重ねて3回までパーフェクト投球。味方打線が先制した直後の5回表に中村剛也に失投を捉えられて同点弾を浴びたが、「先に点をやらないように。ホームランを打たれたとしても次のバッターを必ず打ち取ると切り替えて、試合を作ることだけを考えていました」と高橋。7回1死2塁、2死3塁のピンチでは「次は投げ間違いをしないように厳しく、シビアに攻めました」と森友哉、メヒアをともにセカンドゴロに打ち取った。そしてプロ入り後初となる8回も粘りのピッチングで無失点に抑え、計110球を投げて散発の5安打で1失点のみ。「真っ直ぐでしっかりと押せた」と振り返るとともに「テンポよく投げることができたので、試合時間も短く、帰ってゆっくりできるんじゃないかなと思います」と今季チーム最短試合となる2時間24分のスピード決着を得意気に笑って見せた。

 これでチームの連敗は3でストップ。高橋自身は右肩疲労からの復帰2試合目で白星を挙げて開幕5連勝。新人王の資格を持つプロ2年目のサブマリン右腕は、一緒にお立ち台に上がった女房役の甲斐拓也から「自分のペースで投げてくれる。どんどん勝負してくれるので頼もしく感じる」と称賛されるとともに、「なかなか点が入らない中で粘りのピッチングができた。次もしっかり粘って、必ず6勝目を手に入れたい」と早くも次を見据えていた。