11日、千葉ジェッツ対アルバルク東京による「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」のファイナルが横浜アリーナで行われた。2年連続同じカードだった決戦は、71対67で東京が勝利。激戦を制した東京は、Bリーグ史上初の2連覇…

11日、千葉ジェッツ対アルバルク東京による「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」のファイナルが横浜アリーナで行われた。2年連続同じカードだった決戦は、71対67で東京が勝利。激戦を制した東京は、Bリーグ史上初の2連覇を飾り、優勝賞金5,000万円を手にした。

第1Q、インサイドを固める東京に対し、冨樫勇樹のスピードある個人技を軸に攻める千葉。冨樫は第1Qだけで10点の活躍だったが、東京もアレックス・カークが9点を奪取。東京が16対15でリードした序盤だった。しかし第2Q、千葉が途中出場の田口成浩の3点シュートが面白いように決まりだす。田口は、前半だけで4本の3点シュート含む14点と大爆発。対する東京も昨季ファイナルMVPの田中大貴が3点シュートを3本中3本成功の成功率100%と活躍し、東京が前半を35対33で折り返した。

ゴール下に切り込む東京の田中。

そして勝負の後半。東京は、竹内譲次が連続5得点で突き放しにかかると、田中もこの勢いに呼応して得点を重ねる。多彩な攻めで内外からシュートを確実に沈めた東京が、シュート精度の悪い千葉を尻目にリードを広げ、64対45と2けた得点差に広げた。今Qのシュート成功率は、東京の48.1%に対して千葉は37.5%だった。

冨樫ら千葉は最後まで東京を追い詰めたが悲願の優勝はならなかった。

第4Q、点差を詰めたい千葉は第2Q、第3Qで無得点と眠っていた冨樫がついに目を覚ます。エースの連続得点でリズムをつかんだ千葉は、徐々に点差を詰め、残り1分を切ったところで5点差に迫ると、会場は「冨樫コール」が鳴り響く。そして、残り26.5秒で冨樫がスリーポイントを決めてその差はついに2点に。なおも、スティールでボールを奪うが、痛恨のパスミスでターンオーバー。ここで千葉はファウルゲームに持ち込むが、東京は確実にフリースロー2本沈めて千葉に引導を渡した。ファイナル最優秀選手には、12得点、10リバウンド、6アシストとトリプルダブルに近い活躍をした東京の馬場雄大が選ばれた。

ファイナルMVPに輝いた東京の馬場。