見返りを求めず、無心で誰かに尽くした経験はあるだろうか。

ラグビーの精神である“one for all, all for one” 。本来の意味は「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」だという。この言葉を体現し、日本一という大きな目標に向かって戦うチームがある。東京都杉並区上井草に練習場を持つ、早稲田大学ラグビー蹴球部だ。4/28(日)放送予定の「BULL’S SHOW」では、名門・赤黒軍団を“支える人”に迫った。

※事務所で作業する女子マネージャーたち

最初にご紹介するのは、5人の女子マネージャー。彼女たちの入部動機は「昔から早稲田ラグビーのファンだった」や「大学に入って何か新しいことをやりたかった」など様々だ。朝早くから夜遅くまで、大学生活のほとんどをラグビーに捧げている。仕事内容は試合や遠征の準備、日本ラグビーフットボール協会とのやりとりをはじめ、多岐にわたる。目に見えない部分では、練習場の観客席の雑巾がけまで受け持つ。試合に勝った時の喜び、ファンや地元の方からの感謝の声は、何にも代えがたい彼女たちの宝物だ。

今回、常にチームをサポートしてくれるスタッフたちに向けて、齋藤直人主将(SH)と相良南海夫監督が感謝の言葉を語ってくれた。

「スタッフの方たちの思いも背負って、日本一にふさわしいチームになりたい」

※インタビューに応じる齋藤主将。チームメイトから満場一致でキャプテンに選ばれた

「グラウンドには立たないけれど、彼らの仕事が日本一に繋がる」

※スタッフへの思いを語る相良監督。古豪を率いる名将だ

ラグビー部を支えるのは、マネージャーだけではない。数多くの学生スタッフ、トレーナーが選手のために、日本一のために今日も汗を流す。彼らの中には、もともと選手として入部しながら、様々な事情で裏方に回ることを決断した者もいる。どうしてこんなに頑張れるのだろう。誰かのために、何故そこまで自分を犠牲にできるのだろう。VTRを通じて、彼らのまっすぐな瞳ひとつひとつに“早稲田魂”を感じていただければ幸いである。

早稲田大学ラグビー蹴球部(わせだだいがく・らぐびーしゅうきゅうぶ)
1918(大正7)年に創部。数多くの日本代表選手を輩出し、ラグビー戦術理論に多大な影響を及ぼしてきた。日本選手権4回制覇、大学選手権15回優勝は学生チーム最多記録。著名な卒業生に森喜朗氏(元日本ラグビー協会会長)、清宮克幸氏(元ヤマハ発動機ジュビロ監督)、五郎丸歩選手(現・ヤマハ発動機ジュビロ)など。「部歌“荒ぶる”を絶対に歌う」ことを目標に、大学選手権優勝に挑んでいく。

 

以下、写真ギャラリー

※練習に使う道具の手入れを行う学生スタッフ・竹嶋。選手として入部したが、けがのため競技を断念した
※患部にテーピングするトレーナー・井上。骨や筋肉の名前まで覚えて、選手の治療にあたる
※練習風景を撮影するアナリスト・瀬尾。選手たちのために、夜遅くまで映像の編集作業を行う
※生まれつき重度の難聴を持つ岸野楓選手(FL)に、身振りを交えて指示を伝える学生スタッフ・藤井
※試合形式の練習に臨む女性レフェリー・池田