阪神―中日2  4回中日無死、京田が右越えに満塁本塁打を放つ。投手岩貞=甲子園【写真提供:共同通信社】■京田陽太(中日)○10-2阪神(甲子園)打撃成績/見三振、右安①、右本④、空三振、三失、遊安 中日の京田陽太が生涯初の満塁弾を含む3安打…

阪神―中日2  4回中日無死、京田が右越えに満塁本塁打を放つ。投手岩貞=甲子園【写真提供:共同通信社】


■京田陽太(中日)
○10-2阪神(甲子園)
打撃成績/見三振、右安①、右本④、空三振、三失、遊安

 中日の京田陽太が生涯初の満塁弾を含む3安打5打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

 1点リードの2回に二遊間を破るタイムリーを放った京田は、4回の第3打席にはライトへグランドスラムを放って阪神を突き放した。「人生初」という満塁弾は「思ったより飛んでなかったけど、なんとか入ってよかった」と、阪神ファンで埋まるライトスタンドぎりぎりに飛び込んだ。「前の打席で初球を見逃していたので、初球から思い切りいこうと決めていた」と、岩貞のスライダーをフルスイングした。

 2番で起用されることが多い京田だが、10日の阪神戦から故障の平田に代わって1番に入り、打率.347と好調をキープしている。それでも本人は「状態はいいと思うが、レギュラーではないので、一日一日が勝負だと思っている」と、開幕スタメンを逃した屈辱をバネにした。この日は内野手のライバルである堂上も満塁弾を放つなど、激しい内野争いが17年新人王の目を覚まさせた。

 阪神に連勝し、3連勝となったチームは、1046日ぶりに貯金1とした。「監督さんが、声が枯れるぐらい声を出しているので、本当に雰囲気がいい」と京田が言うように、与田新監督の明るさがチームを活性化しているようだ。