A東京と川崎ではそれぞれ3人の代表選手が所属

バスケットボール日本代表はワールドカップ出場権を獲得し、今日帰国した。日本バスケ界にとって大きな勝利を挙げたばかりだが、選手たちはすぐに自分たちの所属チームに戻り、今週末のBリーグでプレーすることになる。体力的にはキツいに違いないが、日頃から応援してくれるファン、また今回の代表の躍進を機に新たに興味を持ってくれた人たちに自分たちのプレーを見せる機会があることは、選手たちにとっても歓迎すべきことだろう。

アルバルク東京vs富山グラウジーズ
アリーナ立川立飛
3月2日(土)15時05分、3日(日)15時05分

かつては代表のテクニカルアドバイザーを務めたルカ・パヴィチェヴィッチが指揮を執る前年王者のA東京は、竹内譲次、田中大貴、馬場雄大と日本代表の主力選手を3人擁するタレント集団。日本代表で大いに機能したこのトリオのコンビネーションは、そのままA東京でも見ることができる。チームはここまで28勝12敗、東地区3位と波に乗り切れていないが、シーズン中に主力を3人も送り出したのではチーム作りに影響が出るのは仕方ない。代表スケジュールがなくチームに集中できる終盤戦、チャンピオンシップに向けて調子を上げることが期待される。

対戦相手の富山グラウジーズにはスコアリングガードの宇都直輝がいる。予選後半は招集されなかったが、前半はフリオ・ラマスの抜擢を受けて代表に刺激を与える存在となっていた。代表のチームメート相手に宇都がどんなプレーを見せるのかにも注目したい。

川崎ブレイブサンダースvsサンロッカーズ渋谷
とどろきアリーナ
3月2日(土)18時05分、3日(日)16時05分

A東京と同じく最多の3人を日本代表に送り込んでいるのが川崎ブレイブサンダースだ。得点源のニック・ファジーカスと司令塔の篠山竜青、シューターの辻直人は、長らくこのチームで一緒にプレーしており、言葉をかわさなくても連携が取れる強みがある。ファジーカスが手術の影響で序盤戦は不調、辻にもケガがあり、今シーズンここまで本領発揮には至っていないが、このWindow6で3人がそれぞれ持ち味を発揮し、最大級の自信を得て戻ってくることはチームの弾みとなるはずだ。

またサンロッカーズ渋谷にはベンドラメ礼生がいる。代表ではポイントガード、SR渋谷ではシューティングガードと、ポジションも役割も異なる難しさを抱えているが、若いベンドラメにとってはそれも糧になるはず。これまで12人のエントリーメンバーになかなか入れず苦労したが、昨日のカタール戦ではベンチ入りし、チャンスを生かした。その勢いをSR渋谷に持ち込むことに期待したい。

千葉ジェッツvsライジングゼファーフクオカ
船橋アリーナ
3月2日(土)15時05分、3日(日)15時05分

日本代表の不動の先発ポイントガードである富樫勇樹は、代表ではコントロールに重点を置いたプレーをするが、千葉ではスピードスターとしての持ち味を最大限に引き出す起用法の下、リーグNo.1のトランジションオフェンスを牽引している。個人の得点能力が高いのはもちろん、富樫の作り出す速い展開にビッグマンも含めたチーム全員が連動するバスケットは見応え十分だ。

琉球ゴールデンキングスvsレバンガ北海道
沖縄市体育館
3月2日(土)18時05分、3日(日)13時05分

古川孝敏は代表では繋ぎの役割を任され、起用法にはばらつきがあるが、一方で琉球ゴールデンキングスでは不動の主力選手であり、勝負を左右する場面を託されることも少なくない。勝負を決めるプレーをするだけの実力がありながら、自分を犠牲にしてチームを生かすメンタリティも持ち合わせているのが古川という選手だ。

三遠ネオフェニックスvs栃木ブレックス
浜松アリーナ
3月2日(土)17時05分、3日(日)14時05分

長らく日本代表を牽引する『黄金世代』のビッグマンの直接対決が見られる。三遠には太田敦也が、栃木には竹内公輔が所属。リーグ屈指の実力を持つ外国籍選手をともに擁するだけに、両者に違いを生み出し勝敗に影響を与えるのが、代表で長く切磋琢磨してきた2人のマッチアップになったとしても不思議ではない。

また栃木ブレックスには『日本のエース』比江島慎も所属。オーストラリアリーグへの挑戦を終えてシーズン途中に栃木に加わった比江島は、チーム合流からの9試合では自身のコンディションを上げるとともに周囲と合わせるのに気を遣っていた印象。代表で大きな仕事を成し遂げた後、自分らしいプレーでチームを牽引する存在になるはずだ。

新潟アルビレックスBBvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
アオーレ長岡
3月2日(土)18時05分、3日(日)14時05分

名古屋Dには張本天傑が所属。ダイナミックなプレーで若いチームの牽引役となっている。外国籍選手のいるリーグではスモールフォワード、代表ではパワーフォワードとポジションが異なるが、外国籍にも劣らない強さとプレーの幅の広さを生かすスタイルは変わらない。また名古屋Dには若きエースに成長しつつある安藤周人もいる。Window6では最終メンバーに残れなかったが、出国直前まで合宿に加わっていた。その経験をBリーグの舞台で生かしてほしい。

Bリーグはレギュラーシーズン全60試合のうち、40試合を消化。この週末から再開となる。代表であるかどうかにかかわらず、選手たちの熱いプレーに期待したい。