トップ10選手のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が、ジカウイルスに関わる懸念を理由にリオ五輪の出場辞退を表明した。そして、その数時間後にやはりチェコ人で、世界16位のカロリーナ・プリスコバも同じ理由で欠場を発表した。 ウィンブルドン準決…

 トップ10選手のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が、ジカウイルスに関わる懸念を理由にリオ五輪の出場辞退を表明した。そして、その数時間後にやはりチェコ人で、世界16位のカロリーナ・プリスコバも同じ理由で欠場を発表した。  ウィンブルドン準決勝進出者であるベルディヒは、家族との「長く綿密な話し合いのあとに下した、僕にとって辛い決断だった」と言った。ツイッターで彼は、「大切な家族への健康面でのリスクを最小限に抑えることが最優先事項だ」と言い、この決断によってがっかりした人々に謝罪の言葉を述べた。

 一方、プリスコバは自分の決断を、地元のCTKニュース・エージェンシーに明かした。  シングルスだけでなく、ベルディヒはラデク・ステパネクと組んで男子ダブルスにも出場することが予想されていた。プリスコバもルーシー・サファロバと組んで女子ダブルスに出場することになっていた。

 彼らの発表はウィンブルドン決勝進出者のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と世界5位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が、やはりジカウイルスを理由に欠場の意志を明かした翌日のことだ。(C)AP