7月15日から17日にかけて各国で開催されたデビスカップ・ワールドグループ準々決勝。「セルビア対イギリス」は、セルビア・ベオグラードのタスマイダン・スタジアムのクレーコートで行われた。 カイル・エドマンド(イギリス)が日曜日のシングルス…

 7月15日から17日にかけて各国で開催されたデビスカップ・ワールドグループ準々決勝。「セルビア対イギリス」は、セルビア・ベオグラードのタスマイダン・スタジアムのクレーコートで行われた。

 カイル・エドマンド(イギリス)が日曜日のシングルス第1試合を制し、前年度優勝のイギリスをふたたびデ杯準決勝へといざなった。  エドマンドは雨が降り、風もあったその日、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-3 6-4 7-6(5)のストレートで下してイギリスの勝利を意味する3勝目をもたらした。世界2位のアンディ・マレー(イギリス)に代わってイギリスのリーダー役を引き受けたエドマンドは、この試合に先立つ金曜日のシングルスで、ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)を倒して先陣を切っていた。  ウィンブルドンで優勝したあと、しばらくプレーしないことを決めたマレーは試合には出なかったものの、コートサイドからほかのチームメンバーとともに仲間を応援した。  「アンディがプレーするか否かで大きな違いがあるが、カイルは経験不足であるようには見えなかった。クレーでどうプレーすればいいかを知っている。彼はスピンをかけたいいフォアハンドの持ち主だ。それは彼の最大の武器であり、今日はそれが違いを生んだ」と試合後のラヨビッチ。「僕は今日、この状況下でのベストは尽くしたと思う。でも今日は彼のほうが上だった」。  セルビアは世界1位のノバク・ジョコビッチ、ナンバー2のビクトル・トロイツキなしで戦わなければならなかった。ジョコビッチは現在、短い休養中だという。

 世界67位のエドマンドは、今回対戦した両チームのメンバーの中でもっともランキングの高い選手だった。  「アルゼンチン対イタリア」は、日曜日にフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)がファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-4 7-5 3-6 7-5で下し、アルゼンチンが3勝1敗で準決勝進出を決めた。これにより9月に行われる準決勝で、イギリスは開催国としてアルゼンチンを迎え撃つことになった。(C)AP