「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング8位、第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。3-…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング8位、第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。3-6、6(3)-7で錦織が敗れ、2年8ヶ月ぶりの優勝とはならなかった。

第2セットは錦織のサービスゲームから。第1、第3ゲームとラブゲームでキープした錦織だが、アンダーソンからブレークのチャンスをつかむことができない。

お互いにキープし合い、ゲームカウント3-3で迎えた第7ゲームで錦織はファーストポイントをダブルフォルトで落とし、0-30とポイントリードされたが、悪い流れを止めてキープする。

さらに第9ゲームでもアンダーソンに0-30とされた錦織は30-30と追い上げるが、ここでもアンダーソンのネットにかかったショットに追いつけず、ブレークポイントを握られてしまった。しかし、なんとしてもキープしたい錦織は必死にボールを追いかけてしのぎ、デュースに持ち込む。そしてこのピンチをしのぎきってキープし、ゲームカウント5-4とした。

錦織は第12ゲームでもチャンスをつかむことができず、第2セットはタイブレークで決着を付けることになった。

タイブレーク、先にミニブレークしたのはアンダーソン。序盤3ポイントを連取されたが、そこから自身のサービスポイントを取り、ポイント2-3とした。それでも錦織は逆転することができずに第2セットを落とし、決勝で敗れて準優勝となった。

優勝したアンダーソンはこれがATP500初優勝、そして「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を獲得した。(テニスデイリー編集)

※写真は「全米オープン」準決勝での錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)