東京2020組織委員会は7月20日、2020年に開催される東京オリンピックの公式チケットの概要を発表しました。都内で記者会見を実施し、元体操日本代表の田中理恵さん、陸上・藤光謙司選手、元日本代表男子車いすバスケットボール選手・根木慎志さん…

 東京2020組織委員会は7月20日、2020年に開催される東京オリンピックの公式チケットの概要を発表しました。都内で記者会見を実施し、元体操日本代表の田中理恵さん、陸上・藤光謙司選手、元日本代表男子車いすバスケットボール選手・根木慎志さん、女子パラ陸上・高桑早生選手が出席しました。

チケットの概要について

・観戦チケットは、日本国内では組織委員会は、2019年春より販売サイトを通じて直接販売する。

・公式チケットを販売サイトで購入するためには、後述の「TOKYO 2020 ID」の登録が必要

※「TOKYO 2020 ID」
https://id.tokyo2020.jp/

・2020年には、チケット販売所にて販売を行う予定。

・組織委員会が指定する販売事業者が販売する場合もある。

・海外在住者向けの販売事業者・販売時期などは、各国により異なる。

・パラリンピックの公式チケットの概要は、2018年8月に公表予定。

・チケット販売サイトおよびチケット販売所で使える決済ブランドはVisaのみ。

・2020年開催にあわせて、「2020円の企画チケット」を設定。子ども、高齢者、障がい者も含めた家族やグループ向けのチケット。開会式・閉会式を含めた全競技が対象。

・オリンピック・パラリンピック合わせて、100万人以上の規模による学校連携観戦プログラムを実施。

・車いすユーザー向けチケットの実施。

・一般チケットとは異なり、人気の高い競技を中心に競技会場内での飲食サービスなどの付加価値付きの「ホスピタリティプログラム」の販売。

・組織委員会による、定価での転売・リセールも実施予定。

気になるチケットの値段・価格は?

・開会式・閉会式のチケット価格は、最低12,000円〜最高300,000円。

・競技の一般チケット価格は、最低2,500円〜最高130,000円。

・チケット全体の半分以上が、8,000円以下で購入可能。

・チケット価格はすべて税込み。

・調整中の価格は、大会計画や競技スケジュールなどの状況により決定。公式ウェブサイトで発表。

・以下、各競技のチケット価格。
開会式:12,000〜300,000円
閉会式:12,000〜220,000円
水泳(競泳):5,800〜108,000円
水泳(飛込):3,500〜30,500円
水泳(アーティスティックスイミング):4,000〜45,000円
水泳(水球):3,000〜18,000円
水泳(マラソンスイミング):3,500〜5,500円
アーチェリー:3,000〜7,000円
陸上競技(トラック&フィールド):3,000〜130,000円
陸上競技(マラソン):2,500〜6,000円
陸上競技(競歩):チケット販売なし
バドミントン:4,000〜45,000円
野球:4,000〜67,500円
ソフトボール:2,500〜25,500円
バスケットボール(3×3):3,000〜18,000円
バスケットボール(バスケットボール):3,000〜108,000円
ボクシング:3,500〜45,000円
カヌー(スラローム):3,000〜10,000円
カヌー(スプリント):3,000〜9,500円
自転車競技(BMXフリースタイル):4,000〜10,000円
自転車競技(BMXレーシング):3,000〜12,500円
自転車競技(マウンテンバイク):3,500〜5,000円
自転車競技(ロード(ロードレース・ゴール、個人タイムトライアル)):3,500〜5,500円
自転車競技(トラック):4,000〜14,500円
馬術(馬場馬術、総合馬術、障害馬術):3,000〜16,000円
フェンシング:3,000〜11,500円
サッカー:2,500〜67,500円
ゴルフ:3,000〜10,000円
体操(体操競技):4,000〜72,000円
体操(新体操):4,000〜36,000円
体操(トランポリン):5,500〜16,000円
ハンドボール:3,500〜20,000円
ホッケー:2,500〜10,000円
柔道:4,000〜54,000円
空手(形、組手):3,500〜12,800円
近代五種:2,500〜4,000円
ボート:3,000〜9,500円
ラグビー:2,500〜25,000円
セーリング:3,000〜5,500円
射撃(ライフル、クレー):2,500〜5,500円
スケートボード(パーク、ストリート):4,000〜11,500円
スポーツクライミング:3,000〜12,500円
サーフィン:調整中
卓球:3,500〜36,000円
テコンドー:3,000〜9,500円
テニス:3,000〜54,000円
トライアスロン:4,000〜8,000円
バレーボール(ビーチバレーボール):3,500〜45,000円
バレーボール(バレーボール):4,000〜81,500円
ウエイトリフティング:2,500〜12,800円
レスリング(フリースタイル、グレコローマン):4,000〜45,000円

※初出時、閉会式、野球の価格に誤りがありましたので、訂正いたしました。

チケット購入のために必須の「TOKYO 2020 ID」とは?

 東京オリンピックを観戦するための公式チケットを購入するためには、「TOKYO 2020 ID」が必要となります。登録は、すでに開始されています。

《TOKYO 2020 ID」の概要》
・https://id.tokyo2020.jp/ へアクセスしメールアドレスを登録する
※メールアドレスを登録すると、本登録を促すメールが送られてくるので、そこで案内されるURLより、名前や住所など個人情報を登録するほか、自身のパスワードを設定することになる。

・登録すると、メールマガジンなどを通じてチケット情報や大会関連情報が配信される。

・7月20日13時30分〜2019年9月17時までを応募期間とするプレゼントキャンペーンも実施。プレゼントは、「TOKYO 2020 事前視察ツアー」(5組10名/競技会場エリアなどをまわる予定)、「東京2020公式ライセンス商品」(50名)。

大会公式チケットに関する今後のスケジュール

【2018年7月20日〜】TOKYO 2020 ID チケット申込事前登録の開始

【2018年8月】パラリンピックの公式チケットの概要を発表

【2019年春】オリンピック公式チケット販売開始(公式チケット販売サイト)

【2019年夏】パラリンピック公式チケット販売開始(公式チケット販売サイト)

【2020年】チケット販売所をオープン

【2020年春以降】チケットの受け取り

<Text:編集部>