ドイツ・ハレで行われた「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/6月13~19日/賞金総額170万610ユーロ/グラスコート)の決勝で、フロリアン・マイヤーがアレクサンダー・ズベレフとのドイツ人対決を6-2 5-7 6-3で制し、優…

 ドイツ・ハレで行われた「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/6月13~19日/賞金総額170万610ユーロ/グラスコート)の決勝で、フロリアン・マイヤーがアレクサンダー・ズベレフとのドイツ人対決を6-2 5-7 6-3で制し、優勝を遂げた。

 この勝利はマイヤーにとって、2011年ブカレストの大会以来のキャリア2つ目のタイトル。32歳のマイヤーは、腿の内転筋裂傷でほぼ1年半を棒に振り、世界ランキングも200位以下に落としてしまっていた。彼は引退さえ考えていたという。

 一方、ズベレフはツアーでもっとも将来を嘱望される若手のひとりとされ、現在世界38位の19歳。ツアーでもっともランキングが高いティーンエイジャーでもある。

 ズベレフはこの大会で8度優勝を遂げ、前年度覇者でもある第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)を準決勝で倒し、キャリア初のタイトルを狙っていた。

 ズベレフは2つのマッチポイントを凌いで勝負を第3セットへと持ち込んだが、マイヤーが最終セットでブレークを果たして4-2とリードした。マイヤーのより安定性のあるプレーが、5つ目のマッチポイントで彼にタイトルをもたらした。(C)AP