フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日~6月5日)の大会13日目は、まもなく女子シングルス準決勝が行われる。 初めて全仏の準決勝に進出した第4シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は神経をなだめるため、昨年ウィンブルド…

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日~6月5日)の大会13日目は、まもなく女子シングルス準決勝が行われる。

 初めて全仏の準決勝に進出した第4シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は神経をなだめるため、昨年ウィンブルドンの決勝を戦ったときの経験を活かすだろう。

 「常にちょっとしたストレスはあるわ」とムグルッサ。「でもウィンブルドンですでにその状況を経験しているから、ものを違う形で見られるようになった。何をしなければならないかもわかっている」。

 過去2年のロラン・ギャロスは準々決勝で敗れた22歳のムグルッサは、今年、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を7-5 6-3で破ってそのハードルを乗り越えた。

 ムグルッサはまもなく第21シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)と準決勝を戦うことになるが、その前に、心から邪念を取り除くことに集中している。

 一方、ストーサーは、ロラン・ギャロス4度目の準決勝を戦うことになる。2010年には決勝まで勝ち進んだ。  「グランドスラムの準決勝に進出したときに、心の平穏を維持するっていうのはとても難しいわ」とムルグッサ。「余計なことを考えないようにしないとね」。

 ライムライトから離れていることのほうを好むムグルッサにとって、メディアと話すことは、注意を散漫にさせる邪魔なものでもあり得るようだ。

 「インタビューではたくさんの質問に答えなきゃならないから、自分を隔離するようにしているの」とムグルッサ。「私自身は繭(まゆ)の中にこもっていたいのよ…」。(C)AP