フランス1部のモナコは22日、所属する日本代表MF南野拓実(30)が左膝前十字靱帯(じんたい)断裂したと公式サイトで発表…

フランス1部のモナコは22日、所属する日本代表MF南野拓実(30)が左膝前十字靱帯(じんたい)断裂したと公式サイトで発表した。来年6月に開幕するFIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会出場が絶望的になった。

21日の敵地オセール戦の前半36分に左膝を負傷し、途中交代。自力では立ち上がれず、担架でピッチを後にしていた。

一般的に前十字靱帯(じんたい)断裂の全治は8~10カ月と言われており、半年後に迫る大舞台に間に合わせるにはかなり厳しい状況となった。

過去には05年の12月に右膝の前十字靱帯(じんたい)を痛めた元バルセロナのスペイン代表MFシャビ・エルナンデスが、翌年6月のW杯ドイツ代表メンバーに選出されたケースもあるが、「損傷」だった。今回の南野は「断裂」となり、半年後のメンバー入りは極めて難しい。

南野は森保一監督(57)就任以降、日本代表で国際Aマッチ71試合26得点といずれも最多を記録している。22年W杯カタール大会では10番を背負うも、思うようなパフォーマンスを発揮できず、敗退した決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦でPKを失敗した。一時代表から遠ざかるも、クラブで調子を取り戻して再び代表のレギュラーとして欠かせない存在となっている。森保ジャパンにとって大きな痛手となる。