カーリング女子で1998年長野大会から8大会連続の五輪出場を決めた日本代表のフォルティウスが23日に帰国し、都内で行わ…

 カーリング女子で1998年長野大会から8大会連続の五輪出場を決めた日本代表のフォルティウスが23日に帰国し、都内で行われた会見に出席。5度目の挑戦で、ついに夢舞台の切符をつかんだスキップ吉村紗也香(33)は「自分たちでしっかりとバトンをつなぐことができてホッとしています」と安堵(あんど)の表情。「五輪へまだまだできることはある。良い準備を重ねて五輪に臨みたい」と目標の金メダル獲得を見据えた。

 リード・近江谷杏菜は「試合の中で常に成長し続けている実感がある。金メダルへ、より良い状態で本番に臨みたい」と意気込み、セカンド・小谷優奈は「目標の五輪金メダルへ、やっとスタートラインに立てた。しっかりと調整して勝ちきれるチームにしていきたい」と力強く宣言した。

 サード・小野寺佳歩は「五輪へは残り少ない期間ですが、チームで最高の準備を重ねて金メダル獲得を目指していきたい」と言い切り、フィフス(リザーブ)・小林未奈は「小学生の頃から夢に見ていた五輪。ワクワクした高揚感もありますし、日本代表としての責任感も感じています。目標の五輪金メダルへ心身ともに良い準備をして臨みたい」と笑顔で話した。

 フォルティウスは、ラテン語で「より強く」という意味。その名を体現した吉村は「日本のバトンは受け継いだ。金メダルを目指す」と力強い。日本として3大会連続メダルと初の頂点へ。夢にまで見た舞台で思いをぶつける。