パイレーツは岡本獲得への本気度を試されているという(C)産経新聞社 獲得を目指す日本人スラッガーの存在が、低迷脱却への切…

パイレーツは岡本獲得への本気度を試されているという(C)産経新聞社

 獲得を目指す日本人スラッガーの存在が、低迷脱却への切り札となるか。2年連続、ナ・リーグ中地区最下位のパイレーツが、巨人からポスティングされた岡本和真の移籍先有力候補に挙げられている。

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 ストーブリーグの移籍市場でも様々な動きが出てきている中、米メディア『RUM BUNTER』では、パイレーツがすでに岡本と「複数回の面談を行った」と報じた。パイレーツの情報を専門に扱う同メディアは、岡本を巡っての球団の動きを受け、「ようやくパイレーツが『いつか』ではなく、2026年に勝つことを前提とした球団運営をしているように感じられる」などと綴っている。

 また、「パイレーツはすでに行動を起こしている」と同メディアは今オフの補強に言及。「31本塁打を放ったブランドン・ロウをトレードで獲得し、さらにヨハン・オビエドとのトレードでは外野プロスペクトのジョスティンソン・ガルシアも手に入れた」と新加入の選手名を並べ、球団のチーム強化への意欲の高さを強調している。

 さらに岡本との接触についても、「実際に、主力級打者の獲得を視野に入れた動きと捉えられるだろう」と指摘。野手陣のさらなるテコ入れを図ろうとするパイレーツの姿勢を称えており、加えて、「不安要素があるとすれば、それは『面談は簡単だが、金は簡単ではない』という点だ」などと主張。資金面が獲得へのハードルであるとして、「パイレーツ史上最大のFA契約が、いまだに10年以上前のフランシスコ・リリアーノの3年契約であることは、誰もが知っている。オカモトを獲得するには、その歴史に縛られない決断が求められる」と説明する。

 その上で同メディアは、パイレーツに対し“本気度”を問う形で、岡本獲得への想いを以下の様に訴えている。

「このオフが本当に“これまでと違う冬”だと信じてもらい、PNCパークを再び大きな瞬間が生まれる場所にしたいのなら、これは踏み切らなければならない一手だ」

 岡本のメジャー球団との交渉期限である、米東部時間1月4日午後5時(日本時間1月5日午前7時)が少しずつ迫る中、今後、どのような進展が見られるのか。パイレーツにとって、補強に向け下されるであろう決断が、来季の方向性を占う大きなターニングポイントとなるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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