「ひろしまピースカップ・G3」(23日、広島) 12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(35)=広島・98期・SS=が番手差…
「ひろしまピースカップ・G3」(23日、広島)
12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(35)=広島・98期・SS=が番手差しで1着。当所記念は昨年12月(玉野開催)から2年連続5回目、G3は今月の佐世保記念以来で通算24回目の優勝を飾った。打鐘3角6番手からカマした町田太我(広島)が2着に踏ん張って地元ワンツーで決着。犬伏湧也(徳島)目標から切り替えて、最終バック5番手から自ら外を踏んだ清水裕友(山口)が3着に入った。
リニューアルされた広島バンクで最初に行われた記念。決勝は地元エースの松浦がしっかり先頭でゴールを駆け抜けた。
「Sで引いたのはミスです」と反省。初手の広島トリオは3~5番手で周回を重ねた。ただ、いったん引いてから仕掛けた町田が力強く踏み上げた。「(町田)太我の掛かりがすごかった。これなら仕事をしなくても大丈夫と思いました」。番手から抜け出して広島記念V5を達成した。
「ラインのおかげですね。でも、事故があって大川さんが落車。ワンツースリーできなくて残念です」。それでも大声援に応えて優勝を飾った。「以前の広島から考えられないほどのお客さんが入っていました。改修していい施設を作っていただけて、他県の選手からも『いい』って言われたことは幸せです」と広島県の選手を代表して、競輪場に感謝していた。
S級S班からいったん陥落する。「S級1班で広島を走る機会が増えると思います」と喜ぶが、もちろん復帰を狙っている。「特別(G1)を勝ってグランプリに出たいです」。今場所中に車輪を替えたことも「正解が出ました。以前のは今年までしか使えないので、来年からも使えるのがいいです」とニヤリ。また「日本選手権の特選シードを狙うためにも、1月からしっかり走ります」と1月から少しでも多く賞金を稼ぎにかかる。2026年は今まで以上に全てに貪欲さを前面に出して戦う。