フィギュアスケート男子の佐藤駿(エームサービス・明大)が、全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、都内で取材対応した。初…
フィギュアスケート男子の佐藤駿(エームサービス・明大)が、全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、都内で取材対応した。初の五輪代表に決定。憧れであり、同じ仙台市出身の羽生結弦さんと同じ舞台に立つこととなり、「夢のよう。ただ出場することが目標ではない。いい結果を得て、羽生さんと同じような立場になれるように頑張っていきたい。メダルを目指したい」と目標を語った。
5歳の時から競技を始めた佐藤。14年ソチ五輪で羽生さんのショートプログラムを見て、五輪を目指すようになった。昨季世界選手権からは、演技前に羽生さんの映像を見てからリンクに臨むようになった。お気に入りは19年スケートカナダのフリー「Origin」。「全部好きだが、一番感動する。それを見ているとうまくいく」とジャンプなど、いいイメージを持って試合に臨めるという。
今季はキス・アンド・クライでの日下匡力(ただお)コーチのリアクションも大きな話題を呼んでいる。全日本選手権でもフリー後には佐藤以上に手をたたき、満面の笑みで喜びを爆発させていた。「今大会も喜んでいただける演技をしたいと思っていた。(ミラノ五輪では)今シーズン一のキスクラが出せるように。それを目標に頑張りたい」と恩師のためにも会心の演技をしたいと話した。4回転ルッツを武器にメダル獲得に挑む。