フィギュアスケート男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、都内で取材に応…

 フィギュアスケート男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、都内で取材に応じた。大会2連覇で、2大会連続となる26年ミラノ・コルティナ五輪代表に決まり「新鮮な気持ち。2回目だけど、ジャージーのデザインも変わったりするので。初めてのような気持ちが大きい」と語った。

 日本代表は、自身と女子の坂本花織(シスメックス)、ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)以外が初出場。鍵山は「新生ジャパンみたいな感じ」と言い「4年前は、先輩方の背中を見てオリンピックという舞台を楽しんだ。今回は、自分がその背中を見せる番」と覚悟を語った。男子シングルで銀メダルを獲得した初出場の22年北京五輪は、五輪2連覇の羽生結弦さん、2大会連続メダルの宇野昌磨さんらと参加。先輩の間近で、エース像を感じてきた。

 日本男子をけん引する立場として、言葉を通じてではなく「その立ち姿、行動だけで、本当にこうなりたいなっていうふうにずっと思ってきた存在」と鍵山。5大会連続のメダル獲得がかかる日本男子は、エース鍵山を筆頭に複数メダルの期待もかかる。「お二人のようにはなれないけど、自分らしい立ち方でいられたら」と自然体で臨む鍵山は「自分らしいエースの在り方を大事にしていきたい」と、静かに闘志を燃やした。